新潮文庫<br> 沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上)

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新潮文庫
沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 510p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101104294
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「空の安全」をないがしろにし、利潤追求を第一とした経営。御巣鷹山の墜落は、起こるべくして起きた事故だった。政府は組織の建て直しを図るべく、新会長に国見正之の就任を要請。恩地は新設された会長室の部長に抜擢される。「きみの力を借りたい」。国見の真摯な説得が恩地を動かした。次第に白日の下にさらされる腐敗の構造。しかし、それは終わりなき暗闘の始まりでしかなかった…。

著者等紹介

山崎豊子[ヤマサキトヨコ]
1924(大正13)年、大阪市生れ。京都女子大国文科卒。毎日新聞社学芸部に勤務。当時、学芸部副部長であった井上靖のもとで記者としての訓練を受ける。勤務のかたわら小説を書きはじめ、’57(昭和32)年『暖簾』を刊行。翌年、『花のれん』により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。’63年より連載をはじめた『白い巨塔』は鋭い社会性で話題を呼んだ。『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』の戦争3部作の後、大作『沈まぬ太陽』を発表。’91(平成3)年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

113
会長室篇。国民航空では御巣鷹の事故により堂本社長が辞任。半官半民の組織であり、総理から三顧の礼で迎えられた、国見が会長となり新体制となる。繊維会社の会長を兼任し、所謂外部招聘の国見に異様な国民航空の実態が浮かび上がる。新たに新設された会長室。国見の依頼により恩地は会長室で働き始める。腐敗と利権、社員同士が組合を通じて反目する国民航空の酷さに驚く。利権を握り財を成すことと、社内政治にしか興味がない幹部達には、御巣鷹の事故への悔恨の気持ちが無い。国見体制は一期二年の約束。果たして、社内改革は成されるか。力作。2021/01/16

キムチ27

82
圧巻の企業体質露呈。半沢モノが可愛らしく思えてくる。女性でここまで描く力に唸ってしまう。(ちょっとジェンダーだなぁ)もちろん、モデルを想定してのフィクションとしても、国家レベルの大企業の病んだ状況はいわば歯周病。組織メンバー個人レベルでは細部が解らず、○○象を撫でるようなものだろう。その中で英明を決しうる人の懐の素晴らしさは尊敬に値する。総理の引きがなければいくら国見といえども去就に迷うのではなかろうか。だが会社上層の秋月・美原・・岩合・三成・田丸等と組合の轟・権田・畑。2014/03/07

ジェンダー

82
この本を読んでいると日本航空が破綻して稲盛会長が就任したのを思い出します。会長室というのを作ったのは良かったかどうかはわからないけどある程度トップダウンでやれるべき所はあるのでそういう意味では良かったと思いますが、外部からトップを連れて来たのを良く思わずトップから引きずりだそうとする考え方を持っている事自体おかしいと思いますが。2013/06/26

オカメルナ

65
御巣鷹山の事故後、国民航空の建て直しのために関西の大手繊維会社の会長国見が会長職に着く。会長室篇は国見の目線でみた国民航空の腐敗した体制が語られる。国見により、長く辛酸を舐めてきた恩地が会長室部長に抜擢され、清廉潔白な国見の力を得て、腐りきった国民航空の腹黒い奴等が一掃されるかと期待が膨らむ。なのに、なのに、どうも簡単に行きそうもなくイライラする~ 最終巻で、すっきりと解決するんだろうか?この流れでは大団円とは行きそうにないなあ。2014/04/19

優希

64
会長室に入ることになった恩地。会長に就任した国見の抜擢によるものです。最初は真摯に見えていた風景も、次第に腐敗の色が見えてくるのに鳥肌が立ちました。まだ序盤ということで、今後何が起こるか不安にならずにいられません。最終巻にいきます。2022/06/15

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