新潮文庫<br> 沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇

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新潮文庫
沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 510p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101104287
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

十年におよぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者は五百二十名―。凄絶な遺体の検視、事故原因の究明、非情な補償交渉。救援隊として現地に赴き、遺族係を命ぜられた恩地は、想像を絶する悲劇に直面し、苦悩する。慟哭を刻む第三巻。

著者等紹介

山崎豊子[ヤマサキトヨコ]
1924(大正13)年、大阪市生れ。京都女子大国文科卒。毎日新聞社学芸部に勤務。当時、学芸部副部長であった井上靖のもとで記者としての訓練を受ける。勤務のかたわら小説を書きはじめ、’57(昭和32)年『暖簾』を刊行。翌年、『花のれん』により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。’63年より連載をはじめた『白い巨塔』は鋭い社会性で話題を呼んだ。『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』の戦争3部作の後、大作『沈まぬ太陽』を発表。’91(平成3)年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

151
御巣鷹山篇。航空史にて最大最悪の事故が起きる。事故原因は現在でも諸説ある。だが人災であることは間違いがなかろう。かつて恩地が組合時代に求めた、安全確保の体制作り。恩地は報復人事を受け、国民航空は利益追求の為に安全確保は後回しにされた。慢心が生んだ大事故はあまりに悲惨だった。保身を考える経営層は、遺族への不誠実な補償交渉を行わせる。かつての盟友だった行天は余りに不誠実な人物となってしまった。事故で亡くなった方の無念。遺族の悲しみ。当事者達の苦しみは言葉に出来ない。現在はモデル会社の意識は変わっだたろうか。2021/01/12

ジェンダー

100
映画でもそうだしDVDも買って何回も観ましたけど御巣鷹山事故のシーンはものすごくインパクトがあり、こういった事故は起こって欲しくないと思いました。その当時はまだ生まれてなかったですが、本でもリアルに描かれていて衝撃でした。また補償の話の場面も描かれていましたが、人の命をお金に換算するのは難しいですが、そういった話はどんな事故でもつきまとう話なので遺族の気持ちもわかりますが、難しい問題です。社員の人も補償問題を話に行くのもつらいのが伝わってきます。2013/06/25

キムチ27

85
この巻は小説というカテゴリーを突き抜けてノンフィクションの感覚で読んだ。余りの詳細さ、専門性で飛ばした個所も。御巣鷹山に関しての記述でこれを上回るモノがあるのだろうかと個人的に感じてしまうほどの筆力。筆者は現場を踏み、関係者の重い口を開くたゆまざる努力をかなりしたのではないだろうか。フィクションとすれば、堂本・行天・八馬の人間性をここまで忌むモノとして描いた事にも凄さを感じる。モデルは・・なんて野暮な事を考えたくないほどだ。外地見せしめ左遷の帰国後のこの事態。それでも2人の子供の優秀な事!2014/03/04

射手座の天使あきちゃん

77
日本航空社内の不条理・傲慢・人間の欲望等を赤裸々に 真相は?、久しぶりに坂本九さんを思い出しました(涙)

GAKU

73
いよいよ御巣鷹山篇です。ほぼ1冊御巣鷹山墜落事故の凄惨な遺体の検視、原因究明、遺族との補償交渉に関して物語は費やされています。以前身元確認の責任者だった方のノンフィクションを読みました。冒頭に「一部の被害者、関係者の方々は実名とさせていただきました。」と断り書きもあり、3巻の内容もノンフィクションに負けず劣らずの凄惨な内容で、読んでいて胸が痛くなりました。またこんな大事故を起こしながら保身に走るトップ達の態度に腹ただしく思いました⇒2016/11/07

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