新潮文庫<br> 残りの雪

新潮文庫
残りの雪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 531p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101095103
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

夫は、なぜ失踪したのか?理由なき別れに苦しみ、無為不安の日をおくる里子に一条の愛の光が射しこむ―坂西浩平、40代の会社社長で、骨董の目利きでもある男との出会いである。妻子を捨てた夫と、年上の女との情事が日々うつろなものに変っていくのとは対照的に、二人の愛は古都鎌倉の四季の移ろいの中で、激しく美しく燃え上がった。男女の宿命的な愛を鮮烈に映す長編小説。

著者等紹介

立原正秋[タチハラマサアキ]
1926(大正15)年、朝鮮慶尚北道安東郡生れ。幼くして父を失い、’37(昭和12)年、横須賀の母の再婚先に移る。早稲田大学専門部に入学し、文学部国文科に学ぶが中途退学。「薪能」「剣ヶ崎」で芥川賞候補となり、’66年、「白い罌粟」で直木賞を受賞。凛とした精神性と日本的美意識に裏打ちされた多くの作品を生み、’80年、食道癌により死去
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