新潮文庫<br> 地中の星―東京初の地下鉄走る (文庫版)

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新潮文庫
地中の星―東京初の地下鉄走る (文庫版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101047416
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

地下鉄を東京に走らせる。〈非常識〉な大事業を決意した早川徳次。経験も資金もゼロだったが、大隈重信、渋沢栄一を口説き、ついに上野―浅草間を開業する。日本初の自動改札機やATSを導入、日本橋三越本店直結の駅も作った。だが、ライバルが現れた。のちの「東急」の五島慶太である。地下鉄の路線をめぐる非情な戦いが始まった……。夢を追いかけた非凡な実業家の波乱の生涯を描く傑作。

内容説明

日本初の地下鉄を東京に走らせる。“非常識”な大事業を決意した早川徳次。経験も資金もゼロだったが、大隈重信、渋沢栄一を口説き、ついに上野‐浅草間を開業する。自動改札機やATSを導入、日本橋三越本店直結の駅も作った。だが、ライバルが現れた。のちの「東急」の五島慶太である。地下鉄の路線をめぐる非情な戦いが始まった…。夢を追いかけた非凡な実業家の波乱の生涯を描く傑作。

著者等紹介

門井慶喜[カドイヨシノブ]
1971(昭和46)年群馬県生れ。同志社大学文学部卒業。2003(平成15)年、オール讀物推理小説新人賞を「キッドナッパーズ」で受賞しデビュー。’15年に『東京帝大叡古教授』、’16年に『家康、江戸を建てる』がそれぞれ直木賞候補となる。’16年に『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で日本推理作家協会賞、同年咲くやこの花賞を受賞。’18年に『銀河鉄道の父』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

101
ある意味「プロジェクトX」の主題歌(内容も)を思わせる題名で、地下鉄銀座線の最初のとっかかり(上野、浅草間)を中心に話が進んでいきます。早川徳次という人物は知りませんでした。大隈重信や渋沢栄一に掛け合って資金を出させたりします。怖いもの知らずでこのような人が当時はいたのですね。中盤は工事監督が主人公のような感じでかなり苦労した様子がわかりました。また東急の創始者の五島慶太もでてきます。面白いプロジェクト・セミドキュメンタリ―小説です。2024/02/16

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

75
(2024-11)後に「地下鉄の父」と呼ばれた早川徳次。「この世で最初の、死後も残る仕事がしたい」と始めた地下鉄の建設。鉄道院を飛び出し人脈も資金も無い彼がこの巨大な事業を起こすのは本当に大変な事であったろう。そして実際の建設に携わった道賀竹五郎や木本胴八らの現場監督、数多くの名もない作業員達。彼らの活躍無しには工事は完遂しなかった。長い年月をかけてたった10キロ程度の路線かもしれないが、パイオニアというものは大変な苦労がある。地下鉄銀座線建設を描いたプロジェクトX、面白かったです。★★★★2024/01/23

てつ

41
門井さんを、若干舐めていた気がする。いかようにもアレンジできる地下鉄建設の話を無駄なところは削ぎ落とし、不要とも思えるところも盛り込んで、最終的に五島慶太との関係性に落とし込んだのがお見事。脇役も美しい。2023/12/10

piro

39
日本初の地下鉄を開通させた早川徳次、そして地下鉄開通に挑んだ現場の人々の物語。徳次の地下鉄にかける情熱、そして歴史に名が残らない現場の人々のプロ意識に心熱くなる一冊でした。一時は険悪となった東急グループの始祖・五島慶太とのエピソードも興味深い。「地上の星」をもじった「地中の星」。トンネルを遠ざかる地下鉄の赤いテールランプであり、そして徳次をはじめとした人々でもあり、とてもいいタイトルだと思います。東京の地下鉄の中でも何となく特別に感じる銀座線。地下鉄の父・早川徳次の思いを乗せて走り続けていることが嬉しい。2024/03/24

みこ

30
早川徳次による地下鉄開通秘話。相変わらず主人公たちの熱量を描くのが上手いのだが、少々話を広げすぎたかなという印象。と言うのも早川自身が2章で早々に表舞台から姿を消して、開通工事に励む職人たち中心の話に移行する。次に早川が登場するときは会社トップの堂々たる姿だった。資金集めや会社経営に奔走する姿と職人たちの苦闘を同時進行で描いて欲しかったかなという印象。ただ、それでも無名の職人たちを称え「地中の星はいま、そのほとんどが肉眼で見えない」という締めの文章はあまりに秀逸で涙を誘う。2024/01/19

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