新潮文庫<br> 八本目の槍

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新潮文庫
八本目の槍

  • 今村 翔吾【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101039411
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

石田三成とは、何者だったのか。 加藤清正、片桐且元、福島正則ら 盟友「七本槍」だけが知る真の姿とは……。「戦を止める方策」や 「泰平の世の武士のあるべき姿」 を考え、「女も働く世」を予見し、 徳川家に途方もない〈経済戦〉を 仕掛けようとした男。誰よりも、 新しい世を望み、理と友情を信じ、 この国の形を思い続けた熱き武将を、感銘深く描き出す正統派歴史小説。吉川英治文学新人賞受賞。

内容説明

石田三成とは、何者だったのか。加藤清正、片桐且元、福島正則ら盟友「七本槍」だけが知る真の姿とは…。「戦を止める方策」や「泰平の世の武士のあるべき姿」を考え、「女も働く世」を予見し、徳川家に途方もない“経済戦”を仕掛けようとした男。誰よりも、新しい世を望み、理と友情を信じ、この国の形を思い続けた熱き武将を、感銘深く描き出す正統派歴史小説。吉川英治文学新人賞受賞。

著者等紹介

今村翔吾[イマムラショウゴ]
1984(昭和59)年、京都生れ。2017(平成29)年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。同作で歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。’18年「童神」(刊行時『童の神』と改題)で角川春樹小説賞を受賞。’20(令和2)年『八本目の槍』で吉川英治文学新人賞受賞。’21年「羽州ぼろ鳶組」シリーズで吉川英治文庫賞受賞。’22年『塞王の楯』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

363
構成としては、連作短編形式となっており、他の本と並行で読むのに最適。神算鬼謀という言葉がぴったりの石田三成像に好感は持てる。その為ではあるが、都合の悪い史実はカットされたり、かなりマイルドに触れられ、詳しい人が読むと違和感が残るかも。ただ、三成が関ヶ原に臨んだ理由づけが、滅茶苦茶に独創的でユニーク。この着想はすごいと思った。章ごとに見ると、助右衛門と権平の話が個人的ベスト。私が歳をとったということもあるが、挫折を経た生き様に強く共感してしまう。佐吉が権平に「笑うな」と語気を荒げる場面がすごく好き。2022/06/22

パトラッシュ

205
賤ケ岳の七本槍といえば豊臣家中でも武闘派の代表格とされてきた。しかし武勲を立てればよかった若き日々は去り、それぞれが組織人として薄汚れた大人の世界に足を踏み入れると、気の合わない官僚派の代表格だった石田三成が未来を冷静に見つめる理想主義者だったことがわかってくる。とりわけ対立していたはずの福島正則が、三成が命懸けで守ろうとした豊臣家が淀君と大野治長に乗っ取られ変質していたと悟り愕然とする結末は苦く哀しい。関が原と元和偃武へ向かう結末がわかっている物語ながら、従来にない視点で読ませてしまう練達の筆が見事だ。2022/06/13

ナルピーチ

180
賤ヶ岳の戦で一番武功の活躍を見せ、世に“賤ヶ岳七本槍”と呼ばれる様になった七人と“小姓組”として共に過ごした石田三成(佐吉)との熱き友情を描く。それぞれが語る三成は今までイメージしてきたものとは一味違う人物像に感じた。不器用で素っ気ないけど最も人情深く、誰よりも仲間思いが強い。同じ釜の飯を食い、青き日々を共に過ごした八人。関ヶ原の戦いでは各々の事情により袂を分かつ事になってしまったが、もしもこの七人が賤ヶ岳の時と同様に関ヶ原の戦いで西軍側に付いていたのなら、今とは代わった時代が来ていたのかもしれない。2023/02/28

岡本

170
Kindle。三成と七本槍の印象が変わる一冊。それぞれの章で秀吉小姓時代から晩年が描かれており、七本槍それぞれから三成の策を知る楽しさがある。どの人物も魅力ある人物として描かれており、著者の他作品も読んでみたくなった。2023/09/20

のり

159
石田三成スゲェ〜。今村翔吾スゲェ〜。賤ヶ岳の戦いで目覚ましい活躍をした「秀吉」の小姓7人。その武功により賤ヶ岳の七本槍と呼ばれるようになったが、「佐吉(三成)」は入らなかったが、彼等との「」出会いから一生を終えるまでには紆余曲折があった。政事に関しては佐吉を超える者は誰一人といない。先々の事まで視野に入れての戦略も舌を巻く。余計な口数を叩かない分、誤解をされる事も多々。同じ釜の飯を食べていたからこその信頼と反発。豊臣家を想う忠義に頭が下がるし、七本槍への想いに打たれた。2022/09/20

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