新潮文庫<br> 憑神

個数:
電子版価格
¥572
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
憑神

  • 浅田 次郎【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2007/05発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 12pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月01日 20時37分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101019246
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

時は幕末、処は江戸。貧乏御家人の別所彦四郎は、文武に秀でながら出世の道をしくじり、夜鳴き蕎麦一杯の小遣いもままならない。ある夜、酔いにまかせて小さな祠に神頼みをしてみると、霊験あらたかにも神様があらわれた。だが、この神様は、神は神でも、なんと貧乏神だった!とことん運に見放されながらも懸命に生きる男の姿は、抱腹絶倒にして、やがては感涙必至。傑作時代長篇。

著者等紹介

浅田次郎[アサダジロウ]
1951(昭和26)年、東京生れ。’95(平成7)年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、’97年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、’07年『お腹召しませ』で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

282
途中のイライラと、結びでの予想外の展開はさすがに浅田さん。混沌と、ひと時代の終焉がかおる、時は幕末、場所は江戸。優秀だが日の目を見ない彦四郎は一人、幕府への、権現家康への、武士道への忠節を示すが、蕎麦食う金もなし!酔った先に現れた祠に祈念するとまさかの『神様』が!その神様は、貧乏神と疫病神、そして···。いくら恨みがあろうと忠節男気彦四郎が、他人に疫神を押し付けるなどといささか不義を覚えるが、そこは浅田節!見事に『武士』を貫く彦四郎の姿に流石の神も脱帽か?我が身一つ仁義を貫く人情の右往左往が面白い‼️🙇2019/08/04

おかむー

119
表紙絵とあらすじでコミカルな人情モノかと思いきや、ラスト30pで一気に持っていかれましたわ、これは地味に掘り出しものですよ。『よくできました』。優秀ながらもともと不遇の身にある御家人・別所彦四郎が貧乏神に憑かれることから始まる悲喜こもごもの前半から、後半になると大政奉還前後という時代にその優秀さゆえに武士としての在り方に懊悩する彦四郎が最後にたどり着く答えの鮮烈さがこころを打つ。当時の江戸の地理や武家にまつわる風俗を特に解説なしに描かれているので、わからなところは割り切って読まないとちょっぴり厳しい2016/08/28

KAZOO

102
時代物のユーモア小説ですね。私は映画で見て原作を購入していたのですが、読まずにいて最近読んだら、結構楽しめました。幕末の武士の次男三男は大変であったということがよくわかり浅田さんの得意の人情ものに巧くしたてています。いつもは原作を先に読んで、誰がやるのか楽しみで読むものが多いのですが逆になってしまいました。妻夫木さんと貧乏が見の西田さんが今も印象に残っています。2015/04/05

ふじさん

97
時は幕末、文武に秀でながらも冷や飯の貧乏御家人の別所彦四郎は、ある夜に酔いにまかせて小さい祠に神頼みをする。すると、貧乏神、厄病神、死神が次々とあらわれて彼の人生を振り回すことになる。とことん運に見放されながらも懸命に生きる男の姿は、抱腹絶倒だが最後は涙。人は何のために生きるのか、人の幸せとは何か。考えさせられる作品だ。まるで落語の世界だ。 2021/02/18

goro@80.7

94
時は幕末、出戻り御家人で次男坊の彦四郎が拝んだ神は、神は神でも最低最悪の神だった。もう神様とのやり取りに笑いながらもジンと来る。誰にしにも取りつかれた時があるかもしれないし、最後は逃げられない神がまっている。武士の誇りを守る彦四郎、挙げた拳を降ろせない者たちのために、出陣する姿に胸打たれるのだ!2017/10/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/571399
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。