新潮文庫<br> 薔薇盗人

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新潮文庫
薔薇盗人

  • 浅田 次郎【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101019215
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「親愛なるダディと、ぼくの大好きなメイ・プリンセス号へ」―豪華客船船長の父と少年をつなぐ寄港地への手紙。父の大切な薔薇を守る少年が告げた出来事とは―「薔薇盗人」。リストラされたカメラマンと場末のストリッパーのつかの間の、そして深い哀情「あじさい心中」。親友の死を前にして老経営者に起きた死生への惑い「死に賃」。人間の哀歓を巧みな筆致で描く、愛と涙の6短編。

著者等紹介

浅田次郎[アサダジロウ]
1951(昭和26)年、東京生れ。’95(平成7)年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、’97年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふじさん

119
大手出版社の写真室長をリストラされた男と場末のストリッパーとの心中の顛末をしんみりとしたタッチで描いた「あじさい心中」、成り上がりで一代で企業経営者となった男の安楽死を絡ませたブラックユーモアいっぱいの「死に賃」、エリートコースから外れた商社マンの死の顛末を描いた「奈落」、幼い娘と娘の母親に恋しならも恋を成就できない男の切ない話を描いた「ひなまつり」が、個人的には好きだ。古い作品だが、それぞれに読者に響くものがあり、心に残った。 2021/10/21

とん大西

118
叙情的です。エレジーです。生死の境を、あるいは一見穏やかにみえる日常を切り取った6つの短篇。派手さはないけど静かな読み応えに満足です。なかでも「ひなまつり」は沁みわたりました。聡明な、でも家族の愛に餓えを感じている少女。『彼はひとりぼっちで生きてきたから、私をひとりぼっちにさせたくなかったんだ』-孤独の中でさまよいながらも弥生が父の様に慕う吉井。弥生を娘の様に思う吉井の優しさ。唯一無二の温もりを信じる彼女のなんとも健気なこと、いじらしいこと。涙腺ジンワリ…でした。2020/04/11

HIRO1970

100
⭐️⭐️⭐️浅田さん34作目。00年の浅田さんの短編が6作入った本作。流石に浅田さんで、ハズレ無しでした。どちらかと言うとピカレスク系に近いユーモアが散りばめられた作品が多めだったと思います。サラッと読めるので通勤、通学向きかな?2015/07/13

Take@磨穿鉄靴

75
浅田氏の短編集。スタートの「あじさい心中」からシビれる。これぞ浅田節。で「死に賃」「ひなまつり」と6話中3話もクリーンヒット。「あじさい心中」は年の頃が自分と重なり穏やかな気持ちで見守れた。「死に賃」のラストは予想外。そしてとても素敵。想像を越える美しさ。ここ最近の中で最も美しい情景が浮かんだ。で「ひなまつり」こんなん泣きますわ。娘と重ねてしまい涙が溢れた。言葉に出来ない余韻が続いた。表題作はあまり響かず、「奈落」はちょっと意味不明。「佳人」はコメディ。それでも久しぶりのお気に入りが出た。★★★★☆2020/04/07

かんらんしゃ🎡

61
★ウサンボーボーハッテンテン。寒いという字はこう覚えた。人肌恋しい寒い夜は浅田次郎の人情劇が身に沁みる。中でも「あじさい心中」がいい。場末に生きるストリッパーと行きずりの旅人が、ほんの小さな心の揺れで死へと傾いていく。弱さというにはちょっと違う、はかなさとなげやりと思いやりと少しずつ混じった気持ちだ。★表題作の「薔薇盗人」は残念だがあざとさが鼻についてしまった。薔薇って漢字は「佐渡の人々口々にサビが一番」と最近になって覚えたよ。2017/10/24

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