• ポイントキャンペーン

新潮文庫
弥太郎さんの話

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 353p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101018263
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

突然、葉書が届いた。甚野弥太郎。30年前に行方が分からなくなっていた男だった。久しぶりに会った私に、弥太郎さんは途方もない話をする。戦後、米軍将校の日本人殺しを目撃して30年監禁されたと言うのだ。その後も呼び出されて奇妙な記憶の断片を聞かされ、浅草のなじみの店で「惚れた女」美保に会う。私は彼女に惹かれ始め、次第に弥太郎さんの語る人生の闇に引き込まれていく―。

著者等紹介

山田太一[ヤマダタイチ]
1934(昭和9)年、東京・浅草生れ。大学卒業後、松竹大船撮影所演出部に入り、木下恵介のもとで助監督を務める。’65年独立、テレビドラマの脚本家となり、「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」を始め、多くの名作を手掛ける。一方、作家としても活躍、『飛ぶ夢をしばらく見ない』(’85年)『異人たちとの夏』(’88年、山本周五郎賞)『恋の姿勢で』(’95年)などの作品がある。舞台脚本の分野でも、意欲作を次々に発表している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

3
ふむ2024/03/17

TERRY

1
彌太郎さんという人を通して、浅草という不思議な街を描くメルヘン。嘘だか本当だかわからないことを言う人がいたのは事実でしょうし、実際に嘘のような出来事が起こっていたのでしょう。女への思いだけが生々しく、これは紛れもなく現実。2019/09/23

えいとうっど

0
極めて個人的なお気に入り度合い:★★★★☆4点 人の闇は深いな。2017/04/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/513364
  • ご注意事項