内容説明
節分、ひな祭り、お彼岸、灌仏会、七夕、精霊迎え、雪吊り、歳の市。色紙で折った鯉幟、手づくりの人形、そして、お赤飯…。日常茶飯の生活にリズムと彩りを添えてくれる古くからのしきたりや年中行事には、先祖伝来の生活の知恵や美意識がたくさんこめられている。めぐり会い、そして別れゆく四季折々の風物の味わいを、北陸金沢に生れ育った働き者の主婦が細やかな筆で綴る。
目次
正月飾り
初夢
次郎の朔日
節分
ひな祭り
山茱萸の花
清明
灌仏会
八十八夜
端午の節句
井戸のぞき
春蝉
氷室万頭
七夕
浴衣
4万6千日
白い風
秋なす
もくせいの花
袷
留守居の神様
藪柑子
乙子の朔日
かぶらずし〔ほか〕