新潮文庫
たとえる技術

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101015712
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

この本は○○のような本である。たとえると一瞬にして世界が変わる。感情を際立たせ、想像力を掻き立て、平凡な言葉に鮮やかな彩りを与えることができる。上手な「たとえ」は効用絶大。視点のずらし方、使いこなしたい様々な「感情」のたとえ方etc…。少し笑えて意外と学べて、どこから読んでも面白い。読み終わる頃にはきっと何かをたとえたくて仕方がなくなります。

目次

たとえないより、たとえたほうがいい理由(感情を共有できる;オリジナリティを生む ほか)
たとえを作る、いくつかの視点(視点を変える;似た形を探す ほか)
状態を、たとえる(広い、狭い;大きい、小さい ほか)
たとえるとできる、いろいろなこと(会話を長くできる;時間を潰せる ほか)
感情を、たとえる(驚き;寂しい ほか)

著者等紹介

せきしろ[セキシロ]
1970(昭和45)年、北海道生れ。文筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

84
もののたとえを教える本。なんだけど載ってるたとえはどれもしっくりこないものばかり。ポンと膝を叩けるようなのはなかった。もののたとえというのはその場に応じて小気味よく使えなくてはダメだと思う。本に教えてもらって習得する技術みたいなものはそもそもないのではないだろうか・・・・途中から読むのが面倒になって止めました。解説は高橋源一郎さん。図書館本2019/11/24

佐島楓

66
比喩、とくに「~のような」の表現のバリエーションをぶちまけてくださった作品。こ、これは共感できるのだろうか……? という直喩もちょいちょい混じるのはご愛敬。どこに感性のアベレージを持っていけばよいか、ということを考えさせられた。2019/10/04

けんとまん1007

59
たとえること。中にも書かれているとおり、相手によって伝わり方が全然違ってくる。共通項であればいいのだが、そうでない時は難しい。確かに、技術の一つとしてあるとは思うが、それを支えるものがないとできない。知識、語彙が絶対的に必要だ。それは、例文を見るだけでも十二分にわかる。金田一先生のようなボキャブラリーが必要だ。2021/01/26

ちぇけら

30
この本は、長年物置の中でガラクタとして放置されてきたが、実は歴史的価値があり地元の博物館から寄贈を依頼された屏風のようだ。比喩なんて、まして直喩なんてダサイという意見を粉砕する魅力的なたとえの数々が、出し惜しみされることなく列挙される。ことばと妄想を愛するせきしろだからこそできることだろう。ぼくは村上春樹、せきしろを比喩の二大巨頭として掲げてもいいような気がする。うまい比喩には、「『たとえる技術』でせきしろが書いているような比喩だね」と言いたくなった。本書を読めば、それが最上の褒めことばだとわかるだろう。2019/11/29

あつこんぐ

29
気の利いた“たとえ”でこの本のことを説明したいのですが、なかなか良いたとえが出てきません。「中学校の英語の教科書に載っている英語の訳のような本?」真面目に書いてるけどちょっと変みたいな。このたとえは何人に伝わるでしょうか…(笑)2020/03/13

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