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出版社内容情報
望月ミネタロウ、初めてのエッセイ漫画!!
「僕にとって描く事とは何か?を考えてみると
目に見えない事というものに
輪郭をつけようとする事じゃないのかと思う。」
架空の漫画家・峯月モチタロウの
ユーモアあふれる日常生活から創作の秘密が見えてくる。
「あのさ、意識とか心とかって見えないけど
本当にあるんだろうか。」
「だからクリエーターとか表現者がいるんじゃない?」
マスクで人の表情が分からない世の中に
目には見えないもの、言葉では言い表せない心を
届けるために何が必要なのだろうか───
【編集担当からのおすすめ情報】
※峯月モチタロウは架空の漫画家です。
実在する個人や団体とは一切関係ございません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
24
結論から書いてみる。「僕にとって描く事とは何か?を考えてみると目に見えない事というものに輪郭をつけようとする事じゃないのかと思う」と帯にある。つまり本作は、見えないものを描くことについての漫画だ。それは一貫している。「盲点」の解説が出てきたり、映画『ゼイリブ』のサングラスの例えや、万年筆から出る電波、主観的世界と客観的世界を区別できないボウヤの世界に、登場人物を描かないことを挿絵担当者に注文した山本周五郎の逸話も、あるいは蒲鉾に卵白が入っていることですらも、(つづく)2023/02/11
コリエル
8
望月ミネタロウの多分ほぼノンフィクションエッセイ漫画。カッチリと決まった絵が入っていて、見てるだけでも楽しいなあ。毎回のように自身を万人受けしない漫画家と主張しているので、絵柄や作風を変化させた改名後と改名前はなんとなく本人の中で別人のように感じているのかなあと思った。カルト的な作品とはいえあれだけブレイクしたドラゴンヘッドとかが万人受けしないとは言えないものね。そんな後期型望月ミネタロウ氏のとりとめない思索としっかりと描かれた絵が気持ちの良い一作。2023/01/30
MH
6
漫画家望月ミネタロウ氏のエッセイコミックのようなもの。リアルタイムで「バタアシ金魚」のファンだった身としては、絵柄の洗練はともかくも、枯れたというか何か自身の境遇をはかなんでおられるような状況を心配したりもする。講談社から小学館へ移ったのも何か訳があるのか?等々…。掲載誌のカラーとも微妙に合ってない気がするので、これからも続くよう応援しています。ご夫婦の会話がカオルとソノコを彷彿とさせるときがあったりしてうれしくなります。2023/02/06
geromichi
5
面白かった。エッセイ漫画はいつも大判で値段が高い。2023/02/23
たけのこ
4
望月ミネタロウ先生の初エッセイマンガ。いいよこれ!とっても素敵です。エッセイは話のスジとかキャラとか気にせずに、その雰囲気に酔えるのが美点で、雰囲気のすばらしさとかにかけては望月先生の右に出るものはいません。わたしもクツが好きとかそういうことも関係ありそう。2023/02/11