出版社内容情報
著者が訪問した学校1500校、参観した授業1万。その中から「学び合う教室」「学びの共同体」創りに挑む教師、20数人の授業を紹介。その挑戦の中に芽生えている授業の哲学を具体的に提示します。
佐藤 学[サトウ マナブ]
著・文・その他
内容説明
本書は、教室の静かな革命に挑戦してきた教師たちの授業の事例を紹介し、その挑戦の中に芽生えている授業の哲学を具体的な風景で提示する試みである。
目次
序章 学びを中心とする授業の創造
1章 聴き合う関わりから学び合う関わりへ
2章 個と個をつなぐ
3章 探究し合う授業の創造
4章 授業づくりから学校改革へ
5章 学び合う教室の創造―海外から
6章 学びを触発し援助すること
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にくきゅー
2
向山洋一氏のあとの佐藤学氏は脳が混乱を起こすことがよくわかりました。感想ですが、聴く活動に心が惹かれました。子どもが発言し、それが波紋のように広がり、また波紋が起きて、重なりあって豊穣な学びがある授業。騒がしくない。むしろ静かな授業。教育実習生のとき、一回だけ見たことがある。技術レベルではなく、教育観を変えないと、到達できないんだろうなぁ。2018/01/06
ブロッコリー
1
2003年に発売の本。 未だにその旧態依然とした教育が、現場で行われていることに驚く…2018/05/15
Arick
0
「学びの共同体」の佐藤学による、様々な教師の実践記録。 数々の成功例がこれでもかと詰め込まれている印象。 ぜひ失敗例や成功に至るまでの失敗の数々も知りたい。2015/09/08
saku_taka
0
学びの共同体って,何だろうと手に取ってみた。協同学習,聴くこと,教師の同僚性,と多くの「静かな」改革が進められている模様。実践例をもとにしながら,解説がなされている。2010/04/05