禍福はあざなえる縄のごとし

禍福はあざなえる縄のごとし

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784098373345
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

神田・神保町にとび職の長男として生まれた著者。錦華小入学以来、どのような人間形成の時代を経て慶大の塾長になったか。その過程を辿りながら幅広い交友の中で心に刻まれた興味深い逸話の数々を明かにします。

 本書は小学館の総合教育技術誌に17回にわたって連載したエッセイをもとに大幅に加筆、訂正したものです。 著者は神田神保町にとび職の長男として生まれ、苦労して慶大に入り、助手、助教授、教授、そして4期16年にわたる塾長を務めました。 その間に和製キッシンジャーとして日中国交回復に貢献し、さらに臨教審、大学審議会などの座長として日本の高等教育改革に大きく寄与しました。 本書は錦華小学校入学以来、どのような人間形成の時代を経て塾長になったかの過程をていねいに辿りながら、「学ぶことと教えることの魅力」そして慶大のカルチャーについて語っております。 さらに慶大と共に60年、幅広い交友の中で心に刻まれた興味深い逸話の数々を明かし、「幸不幸は縄をより合わせたように表裏をなす」という考えを披瀝します。 日中国交回復の舞台裏の秘話、学園紛争のエピソード、さらにはいま話題のSFC誕生の背景など、高等教育改革上見逃せない内容がもりだくさんです。

内容説明

慶応と共に60年―。前・義塾長が熱い思いをこめて綴るわが師・わが友・わが人生。

目次

下町で遊び回る
わが家の苦境で夜学へ
慶応義塾高等部に学ぶ
学徒動員で戦争へ
妻のすすめで学者の道に
中国共産党の研究
学部や学外の仕事が増える
学園紛争に直面
日中国交正常化へ
アラブ諸国への旅とアメリカ講演旅行
塾長就任
湘南藤沢キャンパスとニューヨーク学院
社会・教育活動