小学館新書<br> ヒトラーの正体

個数:
電子版価格
¥924
  • 電書あり

小学館新書
ヒトラーの正体

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年03月29日 19時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098253531
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0222

出版社内容情報

ヒトラーはいまも生きている!

アドルフ・ヒトラー。20世紀最恐と言っていい暴君ですが、一方で彼が当時最も民主的な国家といわれた「ワイマール共和国」から生まれた事実を忘れてはいけません。

なぜ人びとは、この男を支持したのか。
悲劇は、止めることができなかったのか。

戦争中、ナチスに処刑されたユダヤ人はおよそ 570万人と推計されています。現代に生きる我々は、ホロコースト(大量虐殺)を知っており、どんなことがあってもこの男を許してはならない。ただ、歴史には必ず教訓がある。その汚点から眼を背けているばかりでは、現代のポピュリズムや排外主義を正しく恐れることができません。

ヒトラーについて書かれた本は無数にあります。いまも世界中で専門的な研究が進められている。しかし、難しい専門書を読みこなすのには手間も時間もかかります。ヒトラーについて手軽に読める入門書のような本があれば便利だ。そんな考えのもと、筆者が構想したのが本書です。










【編集担当からのおすすめ情報】
筆者が若い研究者としてドイツのミュンヘンに就いていたとき、下宿屋の主人が「ヒトラー時代が一番良かった」と言い、当時の写真アルバムを懐かしそうに見せたことに驚いたそうです。学者時代にナチズムを研究対象としていた筆者の原体験です。それから約40年。政治家を経て、ヒトラーを改めて見つめ直した筆者が、実体験を交えつつ、平易な言葉で、ヒトラーを解説しました。図版や写真も多く使用されており、入門書としてまず手にとっていただきたい一冊です。

内容説明

20世紀最恐の暴君アドルフ・ヒトラー。戦争中、ナチスに処刑されたユダヤ人は約600万人と推計される。現代に生きる我々はホロコーストを知っており、どんなことがあってもこの独裁者を許してはならない。一方で、ヒトラーが当時最も民主的な国家と言われたワイマール共和国から誕生したことを忘れてはならない。なぜ人びとは、この男を支持したのか。悲劇は止められなかったのか。歴史には必ず教訓がある。ヒトラーを正しく恐れるための入門書。

目次

第1章 少年ヒトラー―画家挫折・第一次大戦・ミュンヘン一揆
第2章 独裁への道―ワイマール共和国・世界大恐慌・大統領選挙
第3章 ヒトラーの経済・外交政策―失業対策・平和演説・再軍備
第4章 第二次世界大戦―独墺合邦・ポーランド侵攻・敗戦
第5章 反ユダヤ主義とは何か―ニュルンベルク法・帝国水晶の夜・ホロコースト
第6章 ナチスと宣伝―デザイン・演説・都市計画
第7章 ヒトラーに従った大衆―人間国有化・ニヒリズム・シニシズム

著者等紹介

舛添要一[マスゾエヨウイチ]
1948年福岡県北九州市生まれ。1971年東京大学法学部政治学科卒業。パリ(フランス)、ジュネーブ(スイス)、ミュンヘン(ドイツ)でヨーロッパ外交史を研究。東京大学教養学部政治学助教授を経て政界へ。2001年参議院議員(自民党)に初当選後、厚生労働大臣(安倍内閣、福田内閣、麻生内閣)、都知事を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hk

23
正しくナチスを恐れるための入門書という位置付けだが、予備知識は相当に高いものが必要だ。例えば「WW1においてドイツは終始国境外で戦闘を行っていたため工場は無傷のまま終戦を迎える。だから戦後にアメリカから投資が殺到する余地があった」といった説明は皆無だ。こうした基本知識をあらかじめ知っておかなければ、「わかったつもり」で本読み時間浪費くんになってしまうこと請け合い。入門書の看板に偽りありだ。 正しく基本知識を押さえてから本書を読んで、ナチスを正しく恐れましょう。2020/02/06

糜竺(びじく)

22
計算高く、したたかで、冷酷で、人間の愚かさを知り尽くしており、とんでもない人間だと思った。2021/07/18

ちゃま坊

20
1929年、ドイツは第一次世界大戦の賠償金と大恐慌で苦しんでいた。それは資本主義の失敗なのだと共産党は言う。一方ヒトラーは「大恐慌はヴェルサイユ条約とユダヤ人のせいだ」とする。この時期ドイツ国民は迷っていた。「ベルリンは晴れているか」の主人公一家は共産党を選んだが、その仲間からナチス党に鞍替えする者がしだいに増えてくる。後で思えばヒトラーもスターリンも悪魔だったが、あの時のヒトラーは救世主だった。著者はヒトラーとトランプを重ねて警鐘を鳴らしているが、はたして次の選挙はどうなるか。2020/08/28

Mc6ρ助

10
ナチのなしたことがヒトラーにその責があるとするならば、同時代の日本人のなしたことの責任は誰に行き着くのだろう?今日の日本の混乱の責任は電通やパソナあたりらしいけどね。『ヒトラーの独裁を支えたものは、巧妙な宣伝でした。オリンピックまでも、ナチスのプロパガンダに使いました。(p204)』2020/07/19

武井 康則

10
第一次大戦で疲弊した国々が敗戦国ドイツを食い物にする。ヴェルサイユ条約で過酷な賠償金を課せられ、領土を奪われ軍備は縮小。ハイパーインフレで生活を破壊されたドイツ国民が何を考えたか。そこに現れた男に何を期待し、周辺国はどんな思惑を持ったか。ナチス、ヒトラーが打った政策、周辺国の対応と政策、思惑。そんな時代の状況と政策から見るとナチス、ヒトラーの行動が狂気と断罪するだけでは語れなくなってくる。第一次大戦後から第二次大戦に至るヨーロッパの思想と動きが明確に見えてくる。それは現代とあまりに似ている。2019/09/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14073256
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。