小学館新書<br> 動的平衡〈2〉生命は自由になれるのか (新版)

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動的平衡〈2〉生命は自由になれるのか (新版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098253333
  • NDC分類 404
  • Cコード C0245

出版社内容情報

生命の謎に挑む人気シリーズ、新書化第2弾

福岡ハカセ、生命の謎に挑む!

「ヒトとチンパンジーって、遺伝子はほぼ同じだというけれど、なぜ、こんなに違うのか?」

「なぜ植物から動物は生まれたんだろう?」

「バランス良く食べろというけど、好きな物だけ食べてはダメ?」

「昆虫にフェロモンがあるというけど、ヒトにはないの?」

など、多くの人が考えたことがあるような身近な質問から、

福岡ハカセの「生命の謎探求の旅」はスタート。

軽妙に綴った文章を読み進めるうちに、いつしか、巧妙な生命のシステムを
知ることに!

発表当時、大きな話題を呼んだ衝撃作をついに新書化した本書。

新書化にあたっては、最新の研究成果に基づいて、大幅な加筆と修正を実
施し、新章も追加。

単行本を読んだ方も、未読の方にも、また1作目を読んでいない方にも、楽しんでいただける、サイエンスエッセイの決定版です!



【編集担当からのおすすめ情報】
『動的平衡 2』は、第1作と優るとも劣らない評判を獲得した作品ですが、新
書化にあたり、新章を追加し、さらに魅力的な作品になりました。

新章は、西田幾多郎の哲学と、動的平衡論を重ね合わせて、時間について考えた、斬新な思索です。

西田哲学そのものは、「易しい」とは言いがたいものですが、福岡ハカセの生命論とつながるとどうなるか。

ぜひ、本書で確認してください。

福岡 伸一[フクオカ シンイチ]
著・文・その他

内容説明

身近な話題から深淵なテーマまで、さまざまな切り口で、最新のサイエンスを紹介。読者を「生命の本質とは」という根源的な問題に誘っていく。新書化にあたり、時間についての論考を追加。知的興奮が味わえる「福岡ハカセの生命理論」決定版。

目次

第1章 「自由であれ」という命令―遺伝子は生命の楽譜にすぎない
第2章 なぜ、多様性が必要か―「分際」を知ることが長持ちの秘訣
第3章 植物が動物になった日―動物の必須アミノ酸は何を意味しているか
第4章 時間を止めて何が見えるか―世界のあらゆる要素は繋がり合っている
第5章 バイオテクノロジーの恩人―大腸菌の驚くべき遺伝子交換能力
第6章 生命は宇宙からやって来たか―パンスペルミア説の根拠
第7章 ヒトフェロモンを探して―異性を惹き付ける物質とその感知器官
第8章 遺伝は本当に遺伝子の仕業か?―エピジェネティックスが開く遺伝学の新時代
第9章 木を見て森を見ず―私たちは錯覚に陥っていないか
第10章 「動的平衡」時間論―世界は流れゆく

著者等紹介

福岡伸一[フクオカシンイチ]
1959年、東京都生まれ。京都大学卒業後、ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授・ロックフェラー大学客員教授。研究に取り組む一方、さまざまなジャンルの著作を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤森かつき(Katsuki Fujimori)

41
タンパク質は「貯める」ことができない。これは何度読んでも怖い。せっせと食べねば。興味深い話が続くのだけど、特に、腎臓は濾過しているのではなく汚れた血液を一度全部捨て、後で必要なイオンや栄養分を再回収している、というのが驚愕だった。また、私たちの身体に共生している腸内細菌は重さにして数キロ。分量も吃驚だけれど、腸内細菌が抗生物質でダメージを受ける、と聞いてもっと驚いた。そんなデメリットがあるとは。後、二酸化炭素の温室効果で気温上昇というのが定説だが逆の可能性もあるし関係が無い可能性すらあるらしいことに瞠目。2019/11/09

二戸・カルピンチョ

34
これ程の生命の未知の部分を解き明かしながらも、行き着くところは人類が自由に扱えない所に踏み込んで行くのですね。プラスミッドというDNAが大腸菌間でパスできるというのが面白い。これが毒性の強い菌、また抗生物質に対するスーパー耐性菌を増やした原因かも知れないと。福岡先生の話は、最新研究はこんなですよ、と終わらずにその先にこう考えられますよ、とさらにワクワクさせてくれるから癖になっちゃうんだな。読む人それぞれの哲学を誕生させるような、そんな本でした。2018/12/16

Nobu A

29
18年初版。「動的平衡」続編。相変わらず感興を唆る筆致。「動的平衡」をどう展開していくのか興味深く頁を捲る。そもそも壮大なテーマだが、福岡本の良さは「パレートの法則」「(ソメイヨシノの)雑種交配」「花粉症」等のキーワードとの関連性を援用しながら話を進めて行く点。行き着くところは福岡哲学なのかなとも思った。科学では解明しきれない生物の神秘。哲学が混入すると収拾がつかないような気がするが、(そして、若干難解になってきた)もう暫く様子を見よう。福岡伸一先生著書6冊目。いよいよ最新刊「動的平衡3」に食指を伸ばす。2022/10/20

活字スキー

27
【それは因果的に起こったわけでなく、共時的で多義的な現象がたまたまそのように見えているにすぎません。世界は原理的にまったく自由なのです】動的平衡という視点から科学と芸術を愛する福岡ハカセの名著が、加筆修正された手頃な新書で読めるシリーズ二巻。どこまでも計り知れない生命の偉大さを予感させてくれるトピックの数々。その深奥を曇りなき眼で見定めることは容易ではないが、それは同時に、尽きることのない知的興奮の旅でもある。 2021/05/27

おせきはん

27
福岡先生による生命の謎に挑むシリーズ第2弾です。生命の問題を考えると思考が哲学に接近するとの考えには同感ですが、かなり噛み砕いて書かれていても、紹介されていた西田哲学の生命観は私には難解でした。「はやぶさ2」がアミノ酸などの有機化合物を持ち帰り、生命の宇宙起源説に一石を投じることになるか「はやぶさ2」の帰還が楽しみになりました。2018/10/10

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