内容説明
二一歳の青年を一冊の雑誌記事がそばの世界へ惹き付けた。三〇年の時を経て青年は蕎麦打ち名人となり、人生と経験を本音で語り始める。「そばの楽しみは麺のみにあらず」―伝統に学び革新を目指す、そば職人の第一人者が、ソバの実を使い、そばの粉を駆使して、従来の蕎麦のイメージにとらわれないそば料理の数々と秘密のレシピ、そして極めた蕎麦の打ち方を、「そばの力」に押され、惜しげもなく紹介する。その明るい語り口が、きっとあなたをそば好きの楽しい人生に導いてくれる。
目次
第1章 そば料理七変化(たかがそばがき、されどそばがき;近頃オヤジの好きなもの ほか)
第2章 「抜き」で一杯、種ものの愉しみ(「抜き」で一杯、賄いごないしょ;「蕎麦屋の天ぷら」を揚げる1(海老天) ほか)
第3章 蕎麦屋のポリシーは薬味に出る(蕎麦汁を知る―返しと出汁の深ーい世界1(本返し)
蕎麦汁を知る―返しと出汁の深ーい世界2(蕎麦汁) ほか)
第4章 蕎麦を食べよう、打ってみよう!(打ち粉の使い分け方―静の打ち粉・動の打ち粉;蕎麦も打ちようで角が立つ ほか)
著者等紹介
永山寛康[ナガヤマヒロヤス]
1957年東京生まれ。友蕎子・片倉康雄、英晴の両氏に師事。21歳でそばの世界に入る。西神田「一茶庵」、日本橋三越「一茶庵」、また「一茶庵手打ち蕎麦・うどん教室」主任講師、「築地そばアカデミー」学長等を経て、溝ノ口「李泉」、赤坂「蕎麦永山」を経営。現在プロのためのそば教習「永山塾」主宰。蕎麦切り、そば料理の第一人者としてTV・雑誌等で活躍中。自由が丘「ラパン」講師等として蕎麦打ち愛好家や初心者への積極的な指導でも知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カッパ
Happy Like a Honeybee
Humbaba