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地下鉄

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 18X18cm
  • 商品コード 9784097273622
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0771

出版社内容情報

台湾から世界にブレイク。切なさが心にしみるベストセラー大人向け絵本。

台湾で大ベストセラーとなり、心にしみる言葉と美しく繊細な絵で、アジアから欧米へと人気が拡大しているジミーの大人向け絵本第3弾です。視力を失ってから閉じこもるだけの生活になっていた少女はある日、一歩を踏み出すことを決意します。「どこまで行けば、幸せに会えるのだろう?」地下鉄に乗って、少女の旅は始まります。忘れていた子どものころの思い出へ、まだ見ぬ未来へ、心の底に沈めた悲しみの世界へ……。あきらめと希望、悲しみと喜び、闇と光……、様々な思いが交錯する中、少女は音で、香りで、自分の生きている世界を感じ、ときにつまずき、迷いながらも、明日へ手をのばす勇気を手にするのです。一歩踏み出す勇気を与えられる一冊です。

ジミー[ジミー]
著・文・その他

宝迫 典子[ホウサコ ノリコ]
著・文・その他

内容説明

閉じこもるだけの生活から一歩を踏み出した盲目の少女。手をのばせばそこに幸せはあるの?遠い日の記憶へまだ見ぬ未来へ、地下鉄に乗って少女の旅は始まる。“あきらめ”と“希望”“悲しみ”と“喜び”“闇”と“光”…交錯する様々な思いの中で、繰り広げられる幸せを探す物語。

著者等紹介

ジミー[ジミー]
台湾在住の絵本作家。1998年、白血病で死を見つめたことがきっかけとなり、創作活動に入る。1999年に発表した『君のいる場所』『君といたとき、いないとき』は、情感豊かな美しい絵と優しさにあふれた文章で、大ベストセラーとなり、台湾に一大絵本ブームを巻き起こした

宝迫典子[ホウサコノリコ]
中国語の新聞やデータを翻訳する仕事の一方で、中国語圏の本の紹介にも力を入れている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

157
リンゴは今でも赤いのだろうか。見上げれば今でもそこに青い空はあるのだろうか。…この世界は出口のない迷路みたい。どこをさまよっているの?ここはさっき通ったの?どこに行きたいのかわからない。誰か私を助けて。この世界から連れ出して。…希望の光を探そう。暗闇を恐れずに。幸せや優しさは見えないけれど、感じることはできるから。目を閉じても花の香りを感じるように。…今日のように明日があることを信じよう。誰かが待ってくれているから。…雨は悲しみを流し去ります。傷つくことが多いほど、人は強く優しくなれます。いつか心に光を。2021/08/14

masa@レビューお休み中

125
どこに行っても見つけられず、読めないと思っていたら…軽井沢の絵本の森美術館で見つけてしまいました。ジミーさんの本は独自の世界観があって好きなんですよね。この絵本には一応ストーリーらしきものはあります。視力を失った少女が地下鉄に乗ってしあわせを探す旅にでるというものです。でも、僕はこのお話って誰がとか、何がとかということを気にしないで、そのときの自分の気持ちに合った言葉や絵を見つけていく絵本なのかなって思ったんですね。だから深く読むこともできるし、さらっと流し読みすることもできる…自由な絵本だと思うのです。2014/07/30

nico🐬波待ち中

117
内に閉じこもってばかりの盲目の少女が一歩を踏み出す。地下鉄に乗ってどこまでも、果てしない旅が始まった。鮮やかな色彩に力強い言葉が宿る。もうこれ以上一歩も踏み出せず、どうどう巡りにさ迷う人々に対し、作者からの心のこもったメッセージが心を打つ。大丈夫だよ、と救いの手が差し伸べられる。「つまずきぶつかってやっと気づく。求めるだけでは手に入らないのだと」生きる喜びを見出だした少女はやがて、自らの意思で旅を終えるのだ。落ち葉の中に隠された金色に輝く"幸せの一葉"を、私も少女のように見つけることができるだろうか。2018/09/20

❁かな❁

117
お気に入りさんのオススメとの事で読ませてもらいました♪ジミーさんの作品を読むのは2作目。今回も優しさに包まれる素晴らしい作品でした☆盲目の少女が地下鉄で旅をするお話。とても繊細に隅々まで描かれた絵にシンプルな文章でとても心に伝わります。優しく包み込み、ゆっくり語りかけてくれます。自然に励まされる作品。心が沈んでいたり、落ち込んでいたりする時にオススメです!『傷つくことが多いほど ひとは強くなれる』『飛び立つ勇気があれば 苦しみから逃れることができる』『明日を信じる心があれば道をみつけることができる』2014/04/04

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

98
「サヨナラ」。天使に見捨てられた少女の瞳は少しずつ光を失っていった。完全な闇の中、15歳の誕生日に彼女は、天使から別れを告げられた地下鉄に向かう。どこまで行く事ができるのだろう。人いきれの中に居場所はあるだろうか。明日はどこにいるの? 願うだけでは何も手に入れることばできない。探してみよう。地下鉄の出口で待ってくれている誰かを。かすかな光を。リリカルな言葉とカラフルな色彩にあふれた絵本。健常者だって見えなくなる時はある。だから忘れないようにしよう。生きるのは大変だけど、驚きや喜びも必ずあることを。2016/01/23

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