出版社内容情報
画期的な画集と好評を博した『原寸美術館』の続編。
日本画家の千住博氏が、一筆一筆画面に絵の具を置いていく画家の思いを、制作者ならではの視点から語ります。掲載作品は『源氏物語絵巻』から東山魁夷まで、日本の名画28作品。その一部分を原寸大で紹介します。画家の筆遣いや息遣いなど、日本美術の感動部分を世界水準の印刷で再現。
内容説明
源氏物語絵巻から東山魁夷まで、日本美術の感動部分を世界最高水準の印刷で再現。
目次
繊細で優美。象に乗った菩薩さま『普賢菩薩像』
衣装から推測する貴族社会のきらきらどろどろ『源氏物語絵巻』
サイキック・パワーが炸裂するおもしろ不思議な長編絵巻『信貴山縁起絵巻』
永遠に続く水の流れに、神の姿を重ねる『那智滝図』
日本に帰って、ほんとうの日本画をつくろう!『秋冬山水図』雪舟
わびしさ、ここに極まれり『雪景山水図』梁楷
強装束にあらわれた抽象と冷徹の筆はこび『伝源頼朝像』伝藤原隆信
リズミカルな曲線が描き出す四季の風景『日月山水図屏風』
天下人の御用絵師が築いた空間演出『四季花鳥図』狩野永徳
濃淡で勝負。主観で描く最先端の水墨画『松林図屏風』長谷川等伯〔ほか〕
著者等紹介
千住博[センジュヒロシ]
1958年東京生まれ。日本画家。京都造形芸術大学副学長。1982年東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。1987年同大学院博士課程修了。1995年、創立100周年のヴェネツィア・ビエンナーレにて東洋人初の優秀賞を受賞。2000年「両洋の眼」河北倫明賞、2002年MOA岡田茂吉賞絵画部門大賞などを受賞。同年大徳寺聚光院伊東別院の77面の襖絵を完成させる。2003年にグランドハイアット東京3階ホワイエの壁画、2004年に羽田空港第2ターミナルビルの天井画大壁画などを制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mijas
tama