アステカとインカ黄金帝国の滅亡

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  • サイズ A5判/ページ数 318p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784096260630
  • NDC分類 256
  • Cコード C0022

出版社内容情報

16世紀、黄金に飢えたヨーロッパ人が、鉄も知らない未開のアステカやインカに侵攻し、一瞬の間に滅ぼした…。従来、征服者の視点で語られてきた歴史を、本書は、被征服者側の抵抗運動とその真実を明らかにし、この時代を生きた人々を生き生きと描く。

 中南米研究の第一人者である著者が、その全てを傾けた、渾身の書。 コロンブスによる「新大陸発見」以降、黄金に飢えたヨーロッパ人が侵攻し、鉄も知らない未開のアステカやインカなどを、一瞬の間に滅ぼした??。このような偏見がいまだにあるが、これは事実に反する。アステカやインカは戦い、その抵抗運動は「滅亡」後も続き、現代中南米にも影響を与えている。本書は、従来、ヨーロッパ人の視点からのみ語られることが多かった、「16世紀 征服者の時代」を、「被征服者」の側の人々をも描くことによって、「滅亡」の真実を明らかにしたものである。綿密な考証、平易な文章は、この時代に生きた人々を、生き生きと蘇らせる。

内容説明

黄金は豊かな文明と破滅を人々にもたらした。ヨーロッパから訪れた征服者たちの姿と大帝国アステカ、インカの王たちを中心に描く、渾身の書。

目次

プロローグ 黄金の夢
コロンブスの目指したシパンゴ
冒険者バルボア
メキシコの発見
首都の攻防
対決
「悲しき夜」
英雄の敗北
太平洋と中央アメリカ
南の海の探検〔ほか〕

著者等紹介

増田義郎[マスダヨシオ]
東京大学名誉教授。1928(昭和3)年、東京生まれ。1950年東京大文学部卒業。専門は文化人類学、中南米文化史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

二升石

3
この本はあくまで、コロンブスを端緒とするヨーロッパ人達の、南北アメリカ大陸への進出記に過ぎない。だから在地の文明については最低限の事しか書かれていないのだが、しかしテーマを絞ったればこその、分野性の高い情報は質、量ともに圧巻。全体は通史的構成で、絡み合い刻々と変化する事象を漏らさず描いても分かり易い。しかも著者の文章力が高いため、事実関係の羅列さえつい小説のように読まされてしまう。素人の「凄い」ほどアテにならないものはないが、それでも読書中、幾度も圧倒された事実はただ「凄い」としか言い表す事が出来ない。2021/08/09

ゆずこまめ

1
タイトル通り、インカやアステカの文明そのものについてではなく、どのように滅びたかがメイン。ただ無力に征服されたのではなく、必死の抵抗が長く続いていたことがわかった。2021/01/25

ともあきほ

0
○○しました。~でした。△△だった。という文章が多くよみずらい。子供の文章じゃないんだから、もう少し物語風に書いても・・・内容もつまらないのでよく分からなかった。もう少しインカ帝国とは何か?、アステカとはなにか?について知りたかった。 2004/11/28

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