出版社内容情報
セイラム・ピーボディー博物館蔵モース・コレクション写真編。アメリカのピーボディー博物館では、明治初期にモースが日本で蒐集した膨大な品々をモース・コレクションとして所蔵しています。その中から着色写真300点を紹介し、“百年前の日本”を再現します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hyena_no_papa
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米国セイラム・ピーボディー博物館の所蔵するエドワード・S・モースコレクション。その中の日本を写した写真を集めたもの。おおよそ1880年から1900年にかけての日本を撮影したもので、東京から長崎などの地方まで、当時の日本のありのままの姿を見ることができる。文明開化の明治時代、一部都会を除けばおおよそ江戸時代とあまり変わらないのではないかと思ってしまう民衆の日常が記録されている。われわれの2代前くらいの祖先はあんな暮らしをしていたのだろう。一見の価値あり。因みに、モースは大森貝塚を発見した、あのモース。