出版社内容情報
(藤岡忠美・中野幸一・犬養 廉)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kozy758
7
『更科日記』は既読で、今回は読まなかった。『和泉式部日記』は恋の歌の恋にまつわるやり取りが、切なくなる。好き好きし(好色だ)と自ら認めるのも潔い。再読したくなる。『紫式部日記』は宮中の行事やお楽しみが多く記述されている。必然と辞書を引きまくった。理解できているか、自信がない。和泉式部、特に清少納言についての酷評は、また爽快だ。忍耐がいる読書だった。2016/05/18
タナカストゥス
1
理知的な『和泉式部日記』、さすがの写実主義『紫式部日記』、行き遅れオタクの愚痴かと思いきや、図太く、読者をかなり意識した『更級日記』と、読まずに抱いていた偏見が消え去る思いで……。2013/03/02