小学館ライブラリー<br> 昭和の歴史〈1〉昭和への胎動

小学館ライブラリー
昭和の歴史〈1〉昭和への胎動

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A6判/ページ数 399p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094610215
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0321

出版社内容情報

第一次世界大戦後、日本にデモクラシーの華が開いた。自由主義の潮流にのって、原敬内閣が登場、そして高揚する民衆運動…。大正デモクラシーから関東大震災まで、昭和前夜を活写します。

◆目次◆◆◆ 昭和へのふたつの道?はじめに? 「改造」の時代 ベルサイユ講和の光と影/地域経済のかげり/民力の涵養と労資協調 デモクラシーの思潮 立憲主義への道/社会問題と文化主義/白樺派と民衆文化 自由教育と民衆教育 自由教育の広がり/学校教育から民衆教育へ/民衆の自己教育活動 政治的権利獲得への道 地域改造に賭ける青年運動/大衆化する普選運動/正義と平等をもとめて/被差別部落、解放への足どり 朝鮮民族の独立運動 ひろがる三・一運動/三・一運動と日本国内の反響/独立運動の進展 排日と軍縮 シベリア干渉戦争の爪痕/シベリア民衆の反日感情/中国の五・四運動/ワシントン会議の衝撃 関東大震災と天譴論 地震がもたらした数々の災害/震災復興と思想統制/思想善導の高まり 普通選挙法と治安維持法 「憲政の常道」の実現/政策刷新のゆくえ/護憲三派内閣の終焉 労働者・農民の改革運動 無産階級の政治進出/普選実施の第一歩/曲がり角にたつ社会運動 大衆文化と世相の変化 マスコミのあたらしい軌道/大衆娯楽と都市の景観/教育の世界の明と暗 政党内閣と社会不安 「三派三すくみ」の憲政会政権/税制改革・労働政策・地方改革/政党抗争の波紋/

内容説明

第一次世界大戦後の日本に、大正デモクラシーの華が開いた。自由主義・民本主義の潮流にのって、白樺派や浅草オペラなどの民衆文化がわきおこる。しかし、関東大震災の激震が、暗い時代への幕を切って落とした。「昭和」日本の行く道を決定した大正後期の波動に光をあてる。

目次

昭和へのふたつの道
「改造」の時代
デモクラシーの思潮
自由教育と民衆教育
政治的権利獲得への道
朝鮮民族の独立運動
排日と軍縮
関東大震災と天譴論
普通選挙法と治安維持法
労働者・農民の改革運動
大衆文化と世相の変化
政党内閣と社会不安
転機に直面する国家と国民

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がんぞ

1
テロリスト安重根は併合の原因の一つとなったが、安を英雄視するために伊藤博文を極悪人として巨人化している不合理。原敬首相は江戸時代の重臣の家系でかならずしも「平民」とは言えず普通選挙に反対し強圧的ではあったが暗殺者の19歳の鉄道員は「純粋」ながら好戦的方針への傾斜を早めた。著者金原氏は「3,1運動」を独立への第一歩と見るがすでに国王が国際的に見放された現状で政体について合意も無く宣言だけしても国家として成り立たないのは宣言の起草者がのちに「内鮮一体」を主張し、現在は触れてはいけない存在になったのでも分かる。2011/05/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/285386
  • ご注意事項

最近チェックした商品