ガガガ文庫<br> RIGHT×LIGHT〈3〉カケラの天使と囁く虚像

電子版価格
¥627
  • 電書あり

ガガガ文庫
RIGHT×LIGHT〈3〉カケラの天使と囁く虚像

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 246p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094510744
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

人気急上昇のゴシック・コメディ第3弾!

最近の日課はアリッサを師範代に迎えての魔術訓練。「こらっ、ケースケ、寐てるとはたくわよ!」ぐげっ! そんな放課後を過ごしつつ、ある夕暮れの下校時、僕は、≪群れ≫の一員オウルと再会した。彼は再び宣戦布告をしてくるのかと思いきや、対話による「和解」をしたいのだという。「そもそもきみは≪方舟≫の行いが、本当に正しいと思っているのかね?」突然、彼の口から出た意表をつく質問に、僕はふと立ち止まる。アリッサを信じて戦ってきたけれど、“本当のこと”など、何も知らない。かつて、この地上は魔法で満ちていたのだという。それを簒奪したのが大魔術師ヒース=ストーリング、つまりアリッサのお爺様。「彼は世界の理を歪め、人間から神を奪った。君の右手は≪魔狼≫などという不条理なシステムの生贄に選ばれた。それは正しい行いなのか? そしてそれと対立する我々は悪なのか?」オウルに問われ、僕は自分の右手を見つめながら悩む――本当に正しいこととは何なのか……。

すれ違い始めた僕とアリッサのまえに、アリッサを「天使」と呼ぶ、謎の少女が現れる――なぜだろう、僕はその彼女と、ずいぶん前にも一度、出会っているような気がした……。

ツカサ[ツカサ]
著・文・その他

近衛 乙嗣[コノエ オトツグ]
イラスト

内容説明

最近の日課はアリッサを師範に迎えての魔術訓練。「こらっ!ケースケ、寝てるとはたくわよ!」ぐげっ!そんな放課後を過ごしつつ、ある夕暮れの下校時、僕は、“群れ”のオウルと再会した。宣戦布告かと思いきや、対話による「和解」をしたいのだという。「そもそもきみは“方舟”の行いが、本当に正しいと思っているのかね?」突然、彼の口から出た意表をつく質問に、僕はふと立ち止まる。アリッサを信じて彼女と戦ってきたけれど、本当のことなど、何も知らない。すれ違い始めた僕たちの前に、アリッサを「天使」と呼ぶ、謎の少女が現れる―。なぜだろう、僕は彼女を、知っているような気がする…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

彼方

3
《群れ》のオウルが和解の交渉にやってきて《方舟》の行いが正しいのかどうかを問いかけてくる第3巻。陽名ちゃん宗教団体でお金儲けとかもしてたのか…イメージが悪い…。地道に成長している啓介やオウルとトウコの結末、最後のアリッサなど爽やかな読後感で今回は中々楽しめたものの相変わらずスローペースなのは気になりますね。敵キャラクターが断片的な情報のままどんな悪質な事をしても根っからの悪人はいないよみたいな世界観はちょっとどうなのだろう…。色々布石も出してきてますし早く大きく盛り上がってほしい所ですが、今後に期待です。2017/06/24

カインズ

3
【友月の気持ち、アリッサの気持ち】冒頭の啓介と女性陣とのやり取りが面白かった。順調に女難に悩まされているようで何よりです。友月の焼き餅が可愛くて最高。ストーリーとしても互いの正義について改めて考えさせられる内容になっている。口絵のセンスが相変わらず素晴らしい。2011/08/07

ウラー

1
なかなかよかった。「すべきこと」と「したいこと」というテーマが完徹していたのは僕にとっては高評価だ。1巻からそんな感じはしていたが、アリッサは「すべきだから、する」という責任感が肥大化したタイプ。しかしそれは思考放棄であり、結局は諦めでしかない。今回自分がしたいことをすればよいと気づいた彼女の今後が楽しみです。2014/09/24

晦夢

1
今回は色々と伏線が張られた回だった。 そして、アリッサの回だった。 過去も少しずつ語られていく…2013/06/12

コリ

1
最後の「爆弾」が今後の物語にどう影響するか非常に楽しみ。友月の出番が少ないのが残念。 2010/10/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/503562
  • ご注意事項