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ガガガ文庫
人類は衰退しました〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 323p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094510614
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”のお仕事。…閑職ですが。そんな絶賛衰退中の人類のすべての記録を目指した、ヒト・モニュメント計画の影響で通電することとなったクスノキの里では、“夏の電気まつり”が開催されることに。一方、妖精さんは里帰り。…!?妖精さんがいなくなる!?微妙なお別れののち、わたしたちは都市遺跡の調査に向かったのですが…。エネルギーの補給は計画的に。

著者等紹介

田中ロミオ[タナカロミオ]
1973年生まれ。PCゲーム中心に活動するフリーランスライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぺぱごじら

23
衰退の道に殉じて静かに滅びていく人類。色々さばさばして欲得も薄れたけれど、最期の『生きた証』には並々ならぬ拘りがあったようで…。今回は妖精さんたちより『人間』の活躍がメイン。結構重いテーマだなと感じたのは『人類と妖精さんの共存はできても共栄は困難』ということと、『人間とは何か?』ということ。幼く拙く近視眼的な主人公が下した決断と行動は、読み手である自分の中でも賛否両論ありますが、落ち着くところに落ち着いたようで、まぁ何より。2013-742013/05/26

ソラ

11
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”のお仕事。…閑職ですが。そんな絶賛衰退中の人類のすべての記録を目指した、ヒト・モニュメント計画の影響で通電することとなったクスノキの里では、“夏の電気まつり”が開催されることに。一方、妖精さんは里帰り。…!?妖精さんがいなくなる!?微妙なお別れののち、わたしたちは都市遺跡の調査に向かったのですが…。エネルギーの補給は計画的に。2010/09/12

ハルナ

11
妖精さんが電磁波に弱い事が判明し、主人公の前から姿を消してしまう・・・でも彼らがいないとサバイバルでは生き残れないかもしれないですー?今回はSFっぽいお話でした。助手さんの仕草がいちいち可愛いwでも「ごちそうさまぁっ♪」の絵本は怖いよ!2012/04/19

みゎこ

11
スイーツ少なめ。むしろカラカラ。妖精さんは正しく「お守り」で、旧人類側メインのSF展開でした。核心ぽいものがガンガン出てきているのに、今後どう転んでいくのか分からない!ぴおんさん達にはホロリときました。妖精さんをメインに考えがちだけど、調停官は閑職であって、大勢は旧時代の文明重視なんだね。2010/10/25

まる

10
人類の衰退前のことがちょっと見えてくる巻だった。ゲスト2人や電磁波との妖精さんの関係からすると、人類全盛期には既に妖精さんはいたけど観測されてなかった、観測されづらかった、勘違いと思われていたってことなのかな。私ちゃんの調停官としての覚悟がちょっと格好良い。助手さんの絵本は軌道修正さえしてあげればだいぶマシになるね2014/08/28

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