ガガガ文庫<br> ぼくらの―alternative〈3〉

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ガガガ文庫
ぼくらの―alternative〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094510263
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ついに、日本の軍部に身柄を拘束された、子供たちの巨大ロボット―“人形”。その情報は密かに全世界へと流され、アメリカは「日本は大量殺戮兵器を隠している」という考えに至る。「命は、結局、使い捨てられていくもの。そして、個々の命にたいした違いはない。死んでいった仲間も。俺も、親父も」…ついに国家間の関係までもがあやしくなり始めた終末的世界で、“敵”との戦いに選ばれた操縦者・コダマはなにを思い、“人形”に乗り込むのだろうか。月刊IKKI連載マンガ『ぼくらの』!原作者も大推薦のアナザー地球編、第3巻。

著者等紹介

大樹連司[オオキレンジ]
1982年生まれ、茨城県出身

鬼頭莫宏[キトウモヒロ]
大学在学中に「残暑」(小学館)でデビュー。現在、「月刊IKKI」にて「ぼくらの」連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

訃報

3
ただでさえ傑作の原作を既に越えつつあるのだから末恐ろしい。三篇とも珠玉と呼んでいい出来だった。マコの「服」は巧いし、アンコ篇のラストには鳥肌ブワァ。しかし何と言ってもコダマ。伊達メガネの意味は原作から180度転換している。自分を守るためじゃなく、誰かを守るために虚勢を張る。ダイチとのクロスカッティングはエンターテインメントとしての緊迫感を出しつつテーマを語る装置としても見事に機能している。小説家というより脚本家、シナリオライターだと思うが、作者の技量は大したものだ。2013/06/19

3
原作漫画との戦闘する順番の違いによって3巻までで一番異なる心理描写をみせたコダマ編が面白い。今巻の全章を通して中学1年生という子供が死を覚悟することで感じる世界と自分とのつながりにとても考えさせられました。 またコダマ編のラストシーンは活字での表現方法をとる小説と絵での表現方法をとる漫画との間に位置するライトノベルだからこそできる終わり方でした。この終わり方はライトノベルの新しい可能性を提示した様な気がします。2011/12/28

アンナ

2
アンコの印象がこれを読んでだいぶ変わった。 アンコの耳に聞こえてきた、子供の話に胸が痛んだ、多分私だったらその時点で戦えなくなってしまうかもしれない。 それを考えるとアンコはとても強い精神をもっていると思う。 2012/11/14

yumiha

2
1・2巻とうって変わって、3巻の最期には救いがあった。動物虐待のコダマですら、自分の最期に納得と安堵があった。しかし、そのどれもが、父親との和解であったり、父親に受け留められながらだったのは、ワンパターンではないか?2012/02/11

永山祐介

2
コダマが、これほど違う結果になるとは。その裏で語られるダイチの話も凄い。2007/09/18

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