小学館キャンバス文庫 薄月夜の恋人―北斗星綺譚

小沢 淳【著】

小学館（1997/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 223p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094303919
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

天界にちりばめられた星々には、それぞれ人間に似た主がいた。天を司る白銀の星の主・天狼は、長老の北斗星から、素性もわからぬ子供の養育を命じられる。その名は貴珠。この生意気な少年は、ふとしたことから、月の王に仕える紅月鬼のひとり・深紗を知り、次第に惹かれてゆく…。

白銀の星の主・天狼が、銀辰宮の宴を主催した。そこで“月鬼の三悪人”深紗、英輝、葉舟は魔神の芝居をやらされる。北斗星から天狼に預けられていた謎の子供・貴珠は、それを見て深紗に恋をしてしまい通い始める…

内容説明

無窮の天界にちりばめられた星々には、それぞれ人間の形に似た主がいた。天を司る白銀の星の主天狼は、長老の北斗星から、素性もわからぬ子供の養育を命じられる。その名は貴珠。この生意気な少年は、ふとしたことから、月の王に仕える紅月鬼のひとりである深紗を知り、次第に惹かれてゆく。不器用だが真摯な貴珠の愛情表現に戸惑う深紗。しかし貴珠には、天界において安定した地位を得るための成人の儀が迫っていたのだ。それには、意に添わぬ者と一夜を共にしなければならなかった…。壮大無辺のスケールで描くコスミックロマン会心作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[作楽]

月の精霊と、新しい星の主の話。 神話のような、お伽噺のような感じ。

2018/04/05

[紫鈴]

キャンパス文庫ってそうだっけ？男女どちらの姿になることも可能なのに、なぜか男しかいない(苦笑)深紗が１人モテモテだった話。貴珠の若さの押し切り勝ちってことね。イラストが春日さんでなければ最後までキツかった☆２

2016/07/30