小学館文庫<br> 男の民俗学〈1〉職人編

電子版価格
¥660
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

小学館文庫
男の民俗学〈1〉職人編

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094116212
  • NDC分類 384.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報

自信と誇りを持って生きていた昭和の男たちの肖像

 1980年から『ビッグコミックオリジナル』に連載され、単行本にもなった人気シリーズ『男の民俗学』、待望の文庫化(全3巻)。第1巻では刺青師、琵琶法師、煙突掃除職人、猿まわし匠など市井の職人や芸人たちに密着取材して、彼らの生の声と失われつつある技を、緻密なイラストと共感に満ちた文章で描く。昭和の男たちは自信と誇りに溢れていた。本書は、男が男として生きることを許された最後の時代である昭和の貴重な記録となっている。

内容説明

昭和の日本には、旧きよき時代を腕一本で支えつづけた男たちがいた。頑固一徹に磨き上げられた熟練の手技。愚直なまでにひたむきに昔ながらの手仕事を貫く生涯一職人の心意気。失われつつある伝統や、土着の芸能を、体を張って守り抜く男たちの矜持がそこにある。名もなき「昭和の名匠」たちを全国に訪ね歩いた著者が、精緻にして骨太な絵と文で描き出す伝統の技と男たちの生きざま。杜氏、花火師、刺青師、猿まわし匠、ビードロ職人、暖炉職人、チンドン屋衆など全三十七編を収録した「男の民俗学シリーズ」第一弾。

目次

黒衣伝
杜氏伝
花火師伝
猿まわし伝
魚河岸伝
ゲージ屋伝
墨匠伝
墨壷職人伝
凧師伝
装蹄師伝
刺青師伝
車人形師伝
出羽人形師伝
琵琶法師伝
虚無僧伝
焼きイモ屋伝
ビードロ職人伝
琉球硝子職人伝
祭り人形師伝
海鼠壁職人伝
金魚屋伝
簀桁職人伝
万年筆職人伝
飴職人伝
ベーゴマ職人伝
煙突掃除人伝
黒文字職人伝
人体標本職人伝
リヤカー職人伝
チンドン屋伝
硯彫り師伝
暖炉職人伝
琉球三絃師伝
鳥獣剥製師伝
軍鶏・闘鶏伝
闘犬伝
鮭木彫り名人伝

著者等紹介

遠藤ケイ[エンドウケイ]
1944年、新潟県三条市生まれ。自然の中で手作り暮らしを実践しながら、日本全国、世界各地を訪ね歩き、人々の生業や生活風俗を取材。遊びの研究や野外生活、民俗学をテーマに、絵と文による執筆活動を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinupon

48
これぞ職人。これぞ男だ!職人っていいな。2018/08/17

brink

1
職人というには微妙なものも交じっているが、非常に興味深く読めました。2010/05/17

ジョニーウォーカー

1
花火師、刺青師、チンドン屋など、昭和の時代を駆け抜けた日本の匠たちの技と生き様に迫る、傑作ノンフィクション。後継者不足に悩み、いずれ消え行く運命にある彼らの仕事ぶりが、詳細なイラストとともに解説され、単に読み物としてだけでなく“絶滅危惧「職」図鑑”としてもたいへん興味深い内容だった。ものづくりに生きる男たちを描いた本編(職人編)のほか、山に生きる男たちを描いた山野編、海に生きる男たちを描いた大漁編もあり。2009/01/03

アライニコ

0
下積み長くて辛くて低賃金で、でも歯を食いしばって耐えるのが仕事だしそれが誇り的な職業観て、江戸時代あたりに醸成されたのかな。もっと前、ずっとそうなのかな。面白いけど切なくなる。2011/10/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/431
  • ご注意事項