小学館文庫<br> 青森ドロップキッカーズ

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小学館文庫
青森ドロップキッカーズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094088953
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

凸凹四人組が繰り広げる青春カーリング小説

青森三部作『津軽百年食堂』『ライアの祈り』の根幹をなす、感動エンターテインメント小説。
いじめられっ子の中学生・宏海、中途半端な不良で同級生の雄大、そして再起をはかるアスリート姉妹の柚果と陽香…。何をやってもうまくいかない彼等を結びつけたのはカーリングだった。青森を舞台に、見た目もキャラもバラバラな凸凹四人組が巻き起こす、爽快度120%+しみじみ泣ける青春カーリング小説。

内容説明

いじめられっ子の中学生・宏海、中途半端な不良で同級生の雄大、そしてプレッシャーに弱い柚果と楽天的な陽香のアスリート姉妹。何をやってもうまくいかない彼等を結びつけたのはカーリングだった。天才的アイスリンク作りの老人とバツイチの助手・桃子の応援を背に受けて一歩ずつ新たな人生を歩んでいく…。「四枚揃わなければ、四つ葉のクローバーにはならないのだ。自分だけが逃げ出すわけにはいかない」青森を舞台に、見た目もキャラもバラバラな凸凹チームが巻き起こす、爽快でしみじみ泣ける青春カーリング小説。

著者等紹介

森沢明夫[モリサワアキオ]
1969年千葉県生まれ。早稲田大学人間科学部卒業。青森を舞台とした『津軽百年食堂』(2011年に映画化)と『ライアの祈り』は大きな話題を呼ぶ。高倉健主演映画の小説版『あなたへ』はベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

239
まずは、平昌オリンピックでカーリングが盛りあがった時に、いいタイミングでこの作品に巡りあったことに感謝です。森沢明夫さんの青森3部作といわれる2作目で、ずばりカーリングの話!『津軽百年食堂』の人物も登場しまして、物語がさらに深みを増してます。随所で涙腺が緩んでしまいました。試合のシーンは脳内でしっかりイメージでき、このチームに感情移入しちゃいます。決して強くはないけれど、何かに打ちこむ姿は素晴らしいんだという事を学ぶことができました。しみじみと優しくなれる作品ですね。2018/04/13

masa@レビューお休み中

161
森沢さんの作品の中で、青森三部作といわれる一冊です。『津軽百年食堂』につづく第二弾になります。冒頭は、いつもながらのほがらかな情景描写で、何か楽しいことが起こるのかなと思っていました。ところが、宏海のイジメの話になったり、柚香の人間関係の問題がでてきたりと波乱だらけの展開で、胸がキューッと痛くなるんですよね。つらい現実に目を逸らしたくなるのだけど、そこを踏ん張って読み続けると先に見えてくるものがあります。何かに夢中になること、仲間を大事にすること。どちらも苦しいときこそ、大切にするべきことなのでしょうね。2015/03/09

小梅

159
青森3部作の2作目。カーリングって奥が深いスポーツなんですね。森沢明夫作品のレビューの度に書いてる気がするけど、やっぱり書きます。「森沢明夫作品が大好きです」お昼休憩で職場で読みながら泣く…いや、泣くかも?と思っていても読む手が止まらない。青森3部作の1作目とのさり気ない繋がりも良いですね。2017/04/01

おしゃべりメガネ

156
平昌オリンピックにて日本に、更に道民に感動を与えてくれたカーリング女子の活躍に影響?され、4年ぶりの再読です。本作が書かれたのは2010年ですが、まさか8年の時を経て日本がこんなにカーリングにアツくなるとは思ってもいないですよね。初めて読んだトキよりも、やはりカーリングシーンは臨場感に溢れ、手に汗握りながら読み進めました。カーラーの精神はココロに強く響き、明るく真剣に取り組む姿勢に勇気をもらえます。再読してもなお、「雄大」のカーラースピリットのシーンはやっぱり涙が止まりません。カーリング銅メダル、万歳!2018/03/01

kanegon69@凍結中

152
カーリング競技を通じての姉妹と二人の男子学生の青春を描いていますが、スポーツをテーマにしてもやっぱり森沢さんでした!酷いいじめにあう宏海、読んでいて辛くなるほど!姉の柚香の受けた心理的ダメージはこのまま終わってしまうのかと思いましたが、やっぱり森沢さんの筆が唸りを上げてくれました。なんとも言えないぐらいスカっとさせてくれたり、ふわぁーっと優しく包んでくれたり、、ホロホロっと来てしまいます。カーリング精神というメンタリティを大事にする場面が最も感激します。拍手拍手なエンディング!陽香さんの「えへへ」が最高!2019/12/13

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