出版社内容情報
本書が『神様のカルテ』を生んだ―夏川草介
“この小説が、(シリーズ100万部のベストセラー)『神様のカルテ』を生んだ。
――夏川草介
山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。
俗世から離れようと、旅をする画工は、山中の温泉宿に滞在し、那美という女に出会う。出戻りである那美は美しいが、少しエキセントリックなところもある。
画工は、那美に「自分の画を描いてください」と頼まれるが、なかなか気持ちが進まない。那美の従兄弟である久一が満州戦線に徴集されることになり、画工は彼女とともに駅へ見送りに行く。その際の一瞬に見入った画工は、彼女を画にすることができるよう思い始める。
言葉そのものの魅力に満ち溢れた、漱石文学の最高峰!
【編集担当からのおすすめ情報】
『神様のカルテ』に大きな影響を与えた名作中の名作です!
特別解説は夏川草介氏(『神様のカルテ』著者)が担当。
(「解説にかえて―『草枕』から漱石の世界へ―)収録!
カバーイラストは、『神様のカルテ』と同じく、
人気イラストレーターのカスヤナガト氏が担当!
分かりやすい新注釈付きでおくる、
読みやすくて親しみやすい、新しい『草枕』の誕生です。
内容説明
―山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい―。俗世から離れようと旅をする画家は、山中の温泉宿で那美という美しい女に出会う。シリーズ百万部超のベストセラー『神様のカルテ』に大きな影響を与えた名作中の名作を、新版としてフルリニューアル。分かりやすい新注釈付き、文字が大きくて読みやすい新しい『草枕』の誕生。
著者等紹介
夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867年東京生まれ。東京帝国大学英文科卒。英国留学後の1905年、『吾輩は猫である』を発表し、評判を呼ぶ。その後も『坊ちゃん』『三四郎』『こころ』など数々の名作を発表。国民的作家となる。16年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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いおむ