小学館文庫<br> セカンドウィンド〈1〉

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小学館文庫
セカンドウィンド〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 440p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094085037
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

傑作青春スポーツ小説が改訂新装版で登場!

スポーツ青春小説の第一人者・川西蘭が満を持して放った長編自転車小説の傑作が、改訂新装版で登場!
競売で手に入れた元郵便配達用の自転車をこよなく愛する鳴滝村の中学生・溝口洋。春休みの一日、雲見峠でロードバイクの集団に出会い、その速さに圧倒された瞬間から、洋の青春のギヤは回り始めた。
初めての自転車レースに出場し、名門・南雲デンキ自転車部ジュニアクラブの練習に通い始めた洋。そこで自転車に青春をかける仲間たちとの出会い、反目、初めての熾烈な競争、そして別れを経験する。
夏休み、気ままな自転車乗りに戻った洋は、清姫峠で天才的なヒルクライマー・田村岳と出会った。岳の父の経営する自転車店でバイトしつつ、いつしか友情と自転車への思いを深めていく。そして夏の終わり、洋は岳とともに伝説の激坂「メデューサの一瞥」「天狗の蹴落とし」に挑戦する。
自転車のように、時に加速し減速し、壁にぶつかり、でも着実に前進していく少年たち。峠の先に待つ未来を夢見る少年たちの輝くような一瞬一瞬を描いたこの作品は、スポーツ小説の枠を遠く超えて、読む者の心をとらえて離さない。溝口洋の青春の第一章、今スタート!


【編集担当からのおすすめ情報】
絶賛を呼んだ傑作自転車青春小説が、改訂の上新装文庫で登場。第2部高校生編も同時発売。
待望久しかった第3部、高校三年編も6月30日単行本発売決定!
南雲学院自転車部を空中分解寸前の危機が襲う!?

川西 蘭[カワニシ ラン]
著・文・その他

内容説明

溝口洋、中学三年。宝物の元郵便配達用の中古の自転車で、毎日雲見峠に登る。ある日、チームジャージに身を包んだロードバイクの集団が風のように洋を抜き去っていった。速い。渾身の力で追走しても、その背中は遠ざかるばかりだった。負けたくない。その日から洋の疾走が始まった。初めてのレース、仲間たちと競い合う日々、友情や反目、そして出会いと別れ。自転車ロードレースを舞台に、悩みつつ成長していく少年たちの姿を爽やかに描いて絶賛を呼んだ大長編本格青春小説。第一部中学生編、待望の改訂新装版で登場。

著者等紹介

川西蘭[カワニシラン]
広島県生まれ。早稲田大学在学中『春一番が吹くまで』で作家デビュー。以後、映画化された『パイレーツによろしく』など話題作多数発表。名実ともに青春スポーツ小説の第一人者。浄土真宗本願寺派僧侶でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どぶねずみ

30
実業団チームの練習生にスカウトされる中学生の青春スポーツ小説。親がおらず、お祖父さんと2人で暮らすところに、好きな自転車の影のエピソードがあるが、詳しくは2巻に続く。ヒルクライムの苦しさが楽しく感じる本格的な自転車乗りとして、今後もレースで好成績を残して欲しい。2016/10/21

りょうじ

30
最近よく読んでいる自転車の小説で、スポーツの物語ではよくある設定かな〜と感じました。 良いところで話が終わり続きが気になります。 読みやすい作品でした。2015/12/21

はじめさん

20
父と死別し、母は蒸発。山奥の村で祖父と2人暮らしの中学生。元は郵便配達で使われていた自転車を相棒に、山で自らを鍛えていると、隣の街にある巨大企業が母体の、自転車チームのジュニアたちに邪魔扱いされ、ぶっちぎられる。非礼を詫びた監督の目に止まり、練習生としてジュニアチームに迎えられる。正規メンバーとなれば、巨大企業が運営する私立高自転車部に特待生として入学できるという。魅力的な条件ではあるが、死んだ祖母や、厳しい祖父は孫が自転車に乗るのを快く思っていない。そして生涯の友となる天才ヒルクライマーとの出会い…。2020/09/20

ふ~@豆板醤

20
ロードバイクに興味を持つきっかけになった本。この前知り合いに貸したら「全然読み進められなかった」と言われ即返品となったので、好き嫌いが分かれるのかな、と思い再読にて確認。確かに、描写が詳し過ぎるように感じられる部分もちらほら。自転車に乗ってる時の爽快感や達成感、闘志を奮い立たせる様子とかは詳しい方が感情移入できていいと個人的には思うけど、じっくり読みこむ派の人にはしんどいのかも。田舎の中学生がロードバイクと出会い自転車競技の道へ進んでいくシリーズものの一冊目。2016/07/30

ジロリン

14
な~んかイモ臭いカバー画で一瞬躊躇するが、「サクリファイス」「弱虫ペダル」でハマった自転車モノという事で読んでみる。"自転車を駆る爽快感"が感じ取れない文章だったり、主人公のキャラに今一魅力を感じなかったり…そのくせライバル側の嫌味な言動ばかりが鼻につくしで、シリーズものは滅多に途中で投げ出さない私だが、どうにも②に手が伸びない。カバー画の第1印象が悪すぎたか?装丁って大事ですね。2016/10/13

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