出版社内容情報
柳生に剣法、伊賀に忍法が誕生した由来を描き、すさまじい三種神器争奪戦がくり広げられる。初の長篇初文庫。
室町後期の南北朝、長い間抗争を続けていた柳生と伊賀が奇妙な和合で手打ちを行う。柳生に剣法、伊賀に忍法が誕生した由来を描き、すさまじい三種神器の争奪戦がくり広げられる幻の長篇、遂に初文庫!
内容説明
伊賀と柳生の境にある月ヶ瀬に伊賀から花嫁行列、柳生から花婿行列が同時に到着した。今まさに奇妙な和合合戦が行われようとしていた!三組の男女が和合し、敗者が勝者に嫁入り、婿入りするというのだ。柳生に剣法、伊賀に忍法が誕生した由来を描き、すさまじい三種神器の争奪戦がくり広げられる。長い間抗争を続けていた柳生vs伊賀の戦いは南朝vs北朝へと…。幻の長篇忍法帖、初文庫化。
著者等紹介
山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
1922年、兵庫生まれ。東京医科大卒。46年「達磨峠の事件」で作家デビュー。以来、ブームを巻き起こした「甲賀忍法帖」「魔界転生」等の忍法帖、推理、ホラーを初め「警視庁草紙」等の明治開化小説や独自の死生観を示す「人間臨終図巻」「死言状」等名著多数。2001年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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