小学館文庫<br> 弟は僕のヒーロー

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小学館文庫
弟は僕のヒーロー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094072853
  • NDC分類 976
  • Cコード C0197

出版社内容情報

兄が綴るダウン症の弟と家族の日々、文庫化

“ポケットに入れて持ち歩ける親友みたいな存在”の本に、わたしはずっと出会いたかった。願いが叶いました。
―― 解説 岸田奈美(作家)

僕は5歳のとき、パパとママから弟が生まれると聞かされ、大喜びした。姉と妹に囲まれた僕は、ずっと一緒に遊べる男兄弟がほしかったのだ。
しかも、どうやら弟は「特別」らしい。
僕はスーパーヒーローを思い描き、一緒に闘いごっこをすることを想像した。だけど、生まれてきた弟は僕が思っていた「特別」とは何かが違っていた。僕はだんだん「特別」の意味を知り、中学校に入ると弟の存在を友達に隠すようになった……。
2024年1月、映画全国公開。19歳の青年がダウン症候群の弟、家族や友人との愛おしい日々と葛藤を等身大の文章で綴ったイタリア発ベストセラー、待望の文庫化。解説は岸田奈美さん、装画はヨシタケシンスケさん!

【編集担当からのおすすめ情報】
本作は、著者が弟と二人で制作しYouTubeに投稿したショートムービー『ザ・シンプル・インタビュー』がきっかけとなり生まれました。十代の青年がダウン症候群の弟との日々のなかで、葛藤の末に手に入れた「新しい景色」がじわじわと伝わる感動の5分半。動画は世界中で63万回も視聴されて大反響を呼び、出版社から著者へ執筆の依頼が舞い込み、この心温まるエッセイ誕生へとつながったのです。そして今度はなんとイタリアで映画になり、2024年1月に日本で全国公開されることとなりました!
そんななかでの待望の文庫化です。装画は単行本版に引き続き、『りんごかもしれない』『あるかしら書店』などでおなじみの絵本作家ヨシタケシンスケさん、解説はデビュー作『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』で岸田家の泣き笑いの日々を綴り、作家として活躍中の岸田奈美さんです。この機会にぜひ動画、映画と合わせて原作をお楽しみください。

内容説明

僕は五歳のとき、パパとママから弟が生まれると聞かされ、大喜びした。姉と妹に囲まれた僕は、ずっと一緒に遊べる男兄弟がほしかったのだ。しかも、どうやら弟は「特別」らしい。僕はスーパーヒーローを思い描き、一緒に闘いごっこをすることを想像した。だけど、生まれてきた弟は僕が思っていた「特別」とは何かが違っていた。僕はだんだん「特別」の意味を知り、中学校に入ると弟の存在を友達に隠すようになった…。十九歳の青年がダウン症の弟、家族や友人との愛おしい日々と葛藤を等身大の文章で綴ったイタリア発ベストセラーエッセイ、待望の文庫化。

目次

1 「受胎告知」
2 百八十個のぬいぐるみ
3 でんぐり返しのできないスーパーヒーロー?
4 隠し事
5 誰もがみんなトビウオ
6 ティラノサウルス、きみの出番だ
7 「リトル・ジョン」
8 僕らのハイタッチ
9 僕の父さんは幼稚園の事務員
10 ジョヴァンニは、いつだって変わらない

著者等紹介

マッツァリオール,ジャコモ[マッツァリオール,ジャコモ] [Mazzariol,Giacomo]
1997年、イタリアのヴェネト州生まれ。2015年に弟ジョヴァンニと一緒に制作した動画『ザ・シンプル・インタビュー』が六十万回以上視聴されて話題になり、翌年、デビュー作となる本書を発表、ベストセラーに

関口英子[セキグチエイコ]
埼玉県生まれ。イタリア語翻訳家。2014年に『月を見つけたチャウラ ピランデッロ短篇集』で第一回須賀敦子翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カブ

37
5歳の時に弟が生まれると知って大喜びした僕。成長していくにつれ、周りと違うことを知り彼の存在を友だちに隠すようになる。その事に罪悪感を覚え葛藤する僕。家族っていいな、家族の力は偉大だと思わせてくれる本書は、19歳の青年がダウン症の弟の愛おしい日常を描いたイタリアのエッセイです。2024/05/04

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

19
ダウン症の弟の生活を切り取った動画が世界的に大ブレイク、その動画に至るまでの家族の物語。目に入らないだけなのだろうけど、家族にダウン症である場合、そのことに嘆いた記述を見たことがない。みんな天使のようだと。欺瞞じゃないかと汚れた心で思っていた。出来上がった社会のルールに乗り切れない家族がいるのは大変なことも多いけど、それを補ってあまりあるギフトがある、ギフトというのは誰かからもらう物ではなく、自分の中から発生する物なのだ、と教えられた。ケアとはするものの心を豊かにしてくれる。2024/04/30

丸々ころりん

18
姉と妹のいる僕ジャコモは5歳の時,「特別」な弟が生まれることを聞く。 家に来た弟ジョヴァンニ 東洋人の様な顔つき 日が経つにつれ特別の意味を知る。世間一般で言う健常児という枠からはみ出し不自由な事があればお互い助け合えばいい,それ以上に弟はみんなを笑顔にする力を持っている。 障害を持った弟を認めるまでの葛藤•喜怒哀楽の日常を綴った一冊。2023/12/31

たっきー

10
イタリアのエッセイ。ジャコモがダウン症の弟・ジョバンニについて語ったもの。ジョバンニへの愛情たっぷり。ダウン症だから特別なのではなく、皆が愛されるべき存在だと強調されている点が良かった。2024/02/25

かんぴー

1
表紙がヨシタケシンスケさん、解説が岸田奈美さんなら、読むしかないでしょ!で、ちまちま読み進めてようやく読了。家族に障害を持つ人がいると、家族は(特にきょうだいは)ごく当たり前に"個人"として関わっているのに、周りが謎に「かわいそう」「お気の毒に」みたいな対応をするから、"障害がある人としての家族とその自分"を受け入れるのに悩んでしまうのかな。うーん、言語化が難しいな。何を書いても綺麗事になってしまう気がする。それはそれとして、イタリアの本ってあんまり読んだことがなかったから新鮮で面白かった!2024/04/29

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