小学館文庫<br> あの日、君は何をした

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小学館文庫
あの日、君は何をした

  • まさき としか【著】
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  • 小学館(2020/07発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094067910
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『完璧な母親』著者が放つ慟哭のミステリー

北関東の前林市で平凡な主婦として幸せに暮らしていた水野いづみの生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。深夜に家を抜け出し、自転車に乗っていた大樹は、何をしようとしていたのか――。
15年後、新宿区で若い女性が殺害され、重要参考人である不倫相手の百井辰彦が行方不明に。無関心に見える妻の野々子に苛立ちながら、母親の智恵は、必死で辰彦を探し出そうとする。
刑事の三ッ矢と田所が捜査を進めるうちに、無関係に見える二つの事件をつなぐ鍵が明らかになる。
『完璧な母親』で最注目の著者が放つ、慟哭のミステリー。

【編集担当からのおすすめ情報】
「この小説は価値観を一変させる力がある。軽い気持ちで読み進めれば火傷するかもしれない」(内田剛さん/フリー書店員)
「まさきとしかは、この1作で間違いなく飛躍する。イヤミスの先頭集団に、躍りでるはずだ」(浅野智哉さん/ライター)
発売前から反響続々、ミステリー好きなら必読の一冊です。

内容説明

北関東の前林市で暮らす主婦の水野いづみ。平凡ながら幸せな彼女の生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。大樹が深夜に家を抜け出し、自転車に乗っていたのはなぜなのか。十五年後、新宿区で若い女性が殺害され、重要参考人である不倫相手の百井辰彦が行方不明に。無関心な妻の野々子に苛立ちながら、母親の智恵は必死で辰彦を捜し出そうとする。捜査に当たる刑事の三ツ矢は、無関係に見える二つの事件をつなぐ鍵を掴み、衝撃の真実が明らかになる。家族が抱える闇と愛の極致を描く、傑作長編ミステリ。

著者等紹介

まさきとしか[マサキトシカ]
1965年生まれ。2007年「散る咲く巡る」で第四十一回北海道新聞文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

830
15年前の大樹少年の謎の行動による死と、現代に起こった男女2名の殺人事件がどんなふうに繋がっているのか、最後まで想像つかないまま結末を迎えました。全てが繋がり犯人が分かった時はゾッとしました。三ツ矢さんの冷静なキャラが良かったです。三ツ矢さんの件だけ何か浮かばれないまま終わったのが残念でした。続きが気になって読むのが止められませんでした。2021/05/05

bunmei

667
2部構成の2つの事件が、次第に絡み合うサスペンス。両事件の根底には、母親の過剰な愛情が流れている。1部では、15歳の息子を突然の事故で失った母親が、猟奇的に壊れていく様や心情を描き、その姿は哀れで救いがたい。そして15年後の2部では、新たな殺人事件を描く中で、その事件の担当刑事が1部の少年の事故とも関り始める。そして、両事件の真相が見え隠れしてきた時、「あの日、15歳の息子は何をし、なぜ死んだのか?」という母親の切なる思いの結末が見えたと思いきや…、ラスト5ページで、イヤミスの境地へと引き釣り込まれる。 2021/02/05

イアン

650
★★★★★★★★★☆母親の狂信的な愛情が印象的なまさきとしかの長編。中学生の大樹は、深夜に逃亡犯と間違われ事故死する。その15年後、新宿で発生した殺人事件を追う刑事・三ツ矢は、その裏に15年前の事故との奇妙な繋がりを見出すが…。2つの出来事の繋がりが終盤まで示されず、読み手も新人刑事・岳斗同様に三ツ矢の真意を掴めない。犯人当てであると同時に「あの日、大樹は何をした」のかという謎が、本書に深みを与えている。15年前の真相は、万人受けするような純愛路線にもできただろうに、あの動機はまさかとしか言いようがない。2020/11/24

あきら

583
繋がってるんだろうけど、そこが最後まで分からない。 考えていたこと、背景もそれぞればらばらで、巧妙な展開でした。 読みやすい物語です。 2021/07/14

夢追人009

542
まさきとしかさんは女流作家さんで元々は正木としか名義だったのが途中で改名されたのですね。また文学作品の書き手だったのですが最近はミステリーも書かれるようになられ本書は今や文庫にきらびやかな金色の帯が付いた大出世作ですね。本書はジャンルとしては警察小説でも謎解きミステリでもなく、やはりイヤミス系の心理サスペンスと言えるでしょう。古今のミステリー通の方でも一見全く無関係に思える一部と二部を繋ぐ謎の真相を見破るのは不可能でしょうね。解説者の方が書かれている様に海外作家のミラーやレンデルと肩を並べる衝撃作ですね。2021/12/15

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