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小学館文庫
逃げ―2014年全日本選手権ロードレース

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  • サイズ 文庫判/ページ数 205p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094065374
  • NDC分類 786.5
  • Cコード C0193

出版社内容情報

伝説のレースのすべてを完全文章化!

強い者が勝つとは限らない。気候、展開、チームの作戦、選手個人の思惑など、複雑な要素が絡まって実力通りに順位が決まるわけじゃないロードレースは、「人生」にたとえられることも多い。本書は、2014年6月、岩手県八幡平で開催された全日本選手権を詳細に追ったノンフィクションだ。221.2キロ、5時間41分の激闘を制したのは、前年リタイアした伏兵だった――。出場選手の思惑や葛藤をつぶさに取材。年に一度、日本一を決定するロードレースで、勝つことがいかに難しいか、そしていかに勝利することが素晴らしいかを体感できる、感動の記録。自転車に興味がなくても、きっとロードレースが好きになる!

佐藤 喬[サトウ タカシ]
著・文・その他

内容説明

強い者が勝つとは限らない。気候、展開、チームの作戦、選手個人の思惑など、複雑な要素が絡まり、実力通りに順位が決まるわけではないロードレースは、ときに人生にたとえられる。本書は、二〇一四年六月、岩手県八幡平で開催された全日本選手権を詳細に追ったノンフィクションだ。二百キロ超、五時間四十一分、悪天候の中で激闘を制したのは、意外な男だった。出場選手をつぶさに取材。年に一度、日本一を決定するレースで勝つことが、いかに難しいか、いかに勝つことが素晴らしいかを体感できる感動の記録。

目次

プロローグ 1年前
第1章 全日本選手権ロードレース2014
第2章 戦略
第3章 追撃
第4章 アタック
第5章 逃げ

著者等紹介

佐藤喬[サトウタカシ]
1983年生まれ。フリーランスの編集者・ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きむこ

88
サイクルロードレースの2014年全日本選手権の「逃げ」にスポットを当てたドキュメント。全日本にかける彼らの想いが熱い。心拍数が伝わってきそうなくらいの緊張感や焦燥感、もがく苦しみ、頭が真っ白になるくらいの疲労感が伝わってきて一気読み。選手やチームの想いを丁寧に取材して描かれていたので彼らの駆け引きがとてもわかりやすく最後は逃げ屋全員に勝って欲しかった。「ロードレースはよく人生に例えられる」。集団という社会、繋がり、助け合い、牽制、運、そして諦めない心、まさに人生そのものなんだと改めて感じた。★42021/12/11

森オサム

54
著者初読み。2014年全日本選手権ロードレースを描いたノンフィクション。私は、ロードレースと言えば「弱虫ペダル」しか知らない。本レースは、ファンからは番狂わせと言われた(逃げ屋がそのまま勝った)そうで、ノンフィクションの題材となったのでしょうか。入賞した選手、優勝候補だった選手の心情が時系列に沿って書かれ、とても臨場感があり面白かった。読了後すぐ当レースのダイジェストを観て、すっかりにわかロードレースファンです(笑)。2020/03/14

kawa

39
ロ-ドレ-スの魅力全開。体力いっぱいいっぱいの中での心理戦が凄まじい。手に汗握りの読了後、ノンフィクションであることに気付く。まるで小説のつもりで読んでいた。2021/01/10

キク

35
凄く興奮しながら一気に読了。スポーツものは好きで色々読んだけど、本作が現状のオールタイムベスト1位。2014年全日本ロード選手権のノンフィクション。優勝候補で海外から単騎参戦した別府だけは、心理描写がない。海外が拠点だったから取材が出来なかったのだろう。逆にその他の選手達の心理描写は、実際に選手達がレース後に語った言葉だと思う。逃げ集団の不安と淡い希望、アシスト達の自己犠牲、エースの重圧。刻々と変わる状況のなか、様々な思惑が交わり複雑にレースが進む。その時、選手達が何を感じ、判断したのか克明に描いた傑作!2021/02/06

はじめさん

29
最近ロードバイク買ったので。欧州ではメジャースポーツである、自転車競技、ロードレース。数百人が参加しても、勝者はただ1人。エースを勝たせるために献身するチームメイトら、昨今は「弱虫ペダル」の影響もあり、案外日本でも知名度は上がってきた感じですが、これは2014年に開催された全日本選手権を描いたノンフィクション。様々な経歴や挫折経験を持つレーサーらが日本一を目指し走る周回レース。大集団から飛び出した「逃げ」の小集団。レース展開的には後半に吸収さへるのがセオリーだが、タイムを縮め迫るチェイサーを振り切れるか?2018/09/11

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