出版社内容情報
911同時多発テロ直後の「混乱と悲嘆と狂熱の4ヵ月間」のレポートを軸に、以後3年間のブッシュ政権の戦争への歩みをたどりながら、映画『華氏911』や大統領選挙で揺れ動くアメリカの姿を浮き彫りにした渾身の定点観測ノンフィクション。村上龍氏が主宰するメールマガジン『JMM』でも週刊の米国レポートが好評を博する著者が2002年2月に発表した『9・11 あの日からアメリカ人の心はどう変わったか』を大幅加筆して文庫化。
内容説明
2001年9月11日の同時多発テロ直後の「混乱と悲嘆と狂熱の4カ月間」を軸に、以後3年間のブッシュ政権のイラク戦争への軌跡をたどりながら、映画『華氏911』や大統領選挙で揺れ動くアメリカの現実を浮き彫りにした渾身の定点観測レポート。
目次
はじめに 2004年夏―大統領選挙を前に
第1章 2001年秋―喪中のアメリカ(一夜明けて;ユニオン・スクエアのキャンドル ほか)
第2章 2001年冬―灰色の空の下で(戻ってきた日常;見えてきた亀裂 ほか)
第3章 2002年冬から―戦争の嵐の中で(イラク、戦火への予兆;バグダッド侵攻 ほか)
おわりに 2004年秋へ―911という視点
著者等紹介
冷泉彰彦[レイゼイアキヒコ]
1959年東京生まれ。東京大学文学部、コロンビア大学大学院(修士)卒。ベルリッツ社勤務などを経て、米国在住、著述業に従事。ラトガース大学講師
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