小学館文庫 新撰クラシックス<br> 人間失格 桜桃 グッド・バイ

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小学館文庫 新撰クラシックス
人間失格 桜桃 グッド・バイ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 247p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094041071
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

一度は読むべき名作。年譜アルバムが付き、課題図書に最適。

 人間に対して真実の愛と信頼を求めようとする主人公・大庭葉蔵が人間社会を葬られ、廃人同様の日々を送るまでの過程を描いた自伝的小説「人間失格」は、太宰治の文学の総決算ともいうべき作品。この他、戦後を解放と捉える世相に背を向けた反時代性の色濃い「櫻桃」、人生最後の作品となった「グッド・バイ」(未完)と、晩年の作3作品を収録。〈新撰クラシックス〉シリーズ、第七作。

内容説明

人間に対して真実の愛と信頼を求めようとする主人公・大庭葉蔵が人間社会を葬られ、廃人同様の日々を送るまでの過程を描いた自伝的小説「人間失格」は、太宰治の文学の総決算ともいうべき作品。この他、戦後を解放と捉える世相に背を向けた反時代性の色濃い「桜桃」、人生最後の作品となった「グッド・バイ」(未完)と、晩年の作3作品を収録。“新撰クラシックス”シリーズ、第七作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふぁぶ

1
33歳にして初めて太宰治の作品を読んだ。 「人間失格」は鬱々とした気持ちで読む作品なのかと思っていたが、これがどうして面白い。 幼少の頃を描いた前半などは特に滑稽さが際立って、何度も吹き出した。 これは太宰治の自伝的な小説らしいので、治本人は至って真面目(?)に苦しんでいたのだろうが、今の私には喜劇に見える。 ただ、太宰治の思考には大いに共感する部分があって、苦しみもわかるのだが、今はそれを滑稽に感じられる程度には、自分を客観出来る様になったのだと思う。 「櫻桃」「グッド・バイ(未完)」も面白かった。2017/12/18

jackgingereric

1
「桜桃」初読。2013/03/02

とん

0
中学生の頃、国語の先生にすすめられて読んだのが「人間失格」。 中学生の自分には、難しくて理解出来ない部分が多かったけれど、 記憶として残っているのは、 「なんだか悲しい人もいるんだなあ」ということ。 色々な経験を経たいま、もう一度読み返してみたい。

マユ

0
数年前、大学生のころに読んだ時は数ページで寝落ちしてしまったけど、今もう一度読んでみると、数ページで「これはすごい」と天を仰いでしまった。なんというか、主人公がある意味でカッコ良すぎる。ガチ恋してしまいそうな?いわゆる文豪と呼ばれる人の作品は、暗くて難しくてよく分からないみたいなイメージがあったが、この太宰の3作品は、なんとも洒落ててどうしようもなくて、そして色っぽい、そんな作品だった。2023/05/20

akanishi

0
久しぶりに読んだが、大人になって読むのもいいなあと2020/02/08

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