出版社内容情報
「もし自分がその場にいたら、戦争を止められるさろうか」…喜び、悲しみ、誇り、戸惑いなど、時代の嵐に直面した先輩たちの「心」を感じれば、歴史はもっと面白くなる。10代、20代はもちろん、すべての日本人必読の書。
「なぜ西欧は、東洋の片隅の日本までやってきたのか」「もし自分がその場にいたら、戦争を止められただろうか」「なぜ日本は再び経済的な発展ができたのか」…本書は、世界の動きを丹念に追いながら、江戸時代から現代までを大きな流れの中で捉え直す。歴史とは単に年表を追うものではない。喜び、悲しみ、誇り、戸惑いなど、時代の嵐に直面した先輩たちの「心」を感じれば、もっと身近になり面白くなる。ステレオタイプな歴史観を排する全日本人必読の書。
内容説明
“もし自分がその場にいたら、戦争を止められただろうか”“なぜ日本はふたたび経済的な発展ができたのか”“君が「売春をしたっていい」と言えるまでになるのに、どれだけの蓄積が必要だったか”…。本書は、世界の動きを追いつつ、大きな流れの中で昭和史を捉え直す。歴史は単に年表を追うものでも、他人事として裁くものでもない。時代の波に翻弄され続けた先人たちの喜びや悲しみ、誇り、戸惑いなどに思いを馳せれば、歴史はもっと身近になる。すべての日本人が自分に直接かかわる問題として共感できるようやさしく語りかける、渾身の一冊。こんな歴史観があったのか。
目次
魂の震えとしての歴史(あらゆる時代を超えて)―魂の核心で感じる、それが歴史を学ぶということ
江戸時代の意味(17世紀~19世紀中頃)―世界史に例のない平和で文化的だった時代
明治時代について(19世紀後半~1890年代)―残酷きわまる世界のなかで、命がけで走り続けた
日清、日露戦争(1894年~1910年)―独立を守るため戦争をしなければならなかった
昭和の始まり(1910年代~20年代末)―世界秩序の変化に気づかなかった日本の悲運
満州国とは何か(1930年代初頭)―独自の道を歩み始めた日本と、西欧の鋭い対立
昭和前期について(1920年代後半~30年代)―ひどい貧困のなかで新しい国家のデザインを模索
大東亜戦争とは何か(1930年代後半~45年)―勝ち目のない戦争に進まざるをえなかった悲しさ
占領は日本を変えたか(1945年~51年)―わかりやすい目標が生まれ、変な陽気さがあった
高度経済成長(1951年~60年代)―経済発展が国民に一体感を与えた幸福な時代〔ほか〕
著者等紹介
福田和也[フクダカズヤ]
1960年東京生れ。’93年『日本の家郷』で三島由紀夫賞、’96年『甘美な人生』で平林たい子文学賞受賞。文学、時局、社会風俗等、その批評活動は多岐にわたる
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