小学館文庫
拉致家族「金正日との戦い」全軌跡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094028904
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0195

出版社内容情報

信用できない金正日の謝罪、矛盾ばかりの安否情報…。決して北朝鮮に騙されてはならない。家族たちの敵は金正日だけではなかった。弱腰の政府や外務省、北朝鮮に乗せられた政治家や文化人など、主権侵害に目をつぶる輩を糾弾する!

「北朝鮮の言い分も、政府の調査も信用できない。」北朝鮮による安否情報の矛盾に不信が募る拉致被害者家族たち。決して金正日の嘘に騙されてはいけない。そして、弱腰対応の政府や外務省、北朝鮮を擁護する政治家や文化人、マスコミや国民の無関心など、家族たちが長年戦ってきた相手は北朝鮮だけではなかった。本書は事件の経緯、家族の苦難の日々、日朝交渉の行方などを追う。被害者の生存を信じ続ける家族が語った積年の悲憤。●書き下ろし

内容説明

二四年ぶりに帰国した拉致被害者たち。時折見せる彼らの暗い表情は北朝鮮に残してきた家族のためなのか?「死亡」とされた被害者たちの安否は?最終的な解決策とは?拉致事件の解明は始まったばかりだ。北朝鮮による安否情報には次々と矛盾点が浮上し、長年騙され続けてきた家族にとっては不信を募らせるものでしかない。そして、主権侵害に目をつぶり北朝鮮にへつらってきた外務省や政治家、文化人など、家族が戦ってきた相手は金正日だけではなかった。「救う会」会長の佐藤勝巳氏や家族たちが、拉致問題の経緯、北朝鮮や国内の「敵」との戦いの日々をレポートする。

目次

第1章 家族から見た日朝首脳会談
第2章 日本人拉致事件は解明されるのか
第3章 拉致被害者・家族の闘い―「娘を返せ!」金正日よ、拉致被害者の叫びを聞け!
第4章 外務省、政府、与野党の呆れた対応
第5章 北朝鮮擁護の発言録―なぜ彼らは「北」に与したか
第6章 正常化交渉の今後を監視しよう

著者等紹介

佐藤勝巳[サトウカツミ]
1929年新潟生まれ。58年から朝鮮問題に関与しはじめ、84年より現代コリア研究所所長、98年より「北朝鮮に拉致された日本人を救出する全国協議会」(「救う会」)会長
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