小学館文庫
永田町「精神分析」報告―コイズミ、マキコ、ムネオ…ビョーキな人たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094028669
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0130

出版社内容情報

田中眞紀子は多重人格!? 「ワイドショー政治」を徹底研究。

ワイドショーまでが政局を報じ、タレントが政治家になる時代から、今や政治家のタレント化が進む時代になった。いったい彼らの本質はどこにあるのか。情報洪水の中で、有権者は政治家の本質を見誤っていないか。本書は、現在の日本人の集団心理を分析し、そこに表れる政治家への「依存」意識からひもといて、注目を浴びる6人の政治家を中心に分析。一歩誤ると危険な有権者と政治家の関係に警鐘を鳴らす。気鋭の精神科医、渾身の書き下ろし文庫。

内容説明

小泉首相は「メシア」。田中真紀子氏は「二重人格」?鈴木宗男氏は「悲劇人間」―。気鋭の精神科医が、「ワイドショー政治」の主役たちを、心理学的に分析。そこから見えるのは、彼ら政治家のイメージと裏表の関係にある、現代日本の大衆心理である。そもそも、なぜここまで政治家がテレビタレント化してしまったのか。その謎を解くキーワードは、「シゾフレ人間」。著者は、日本人が自分中心の価値観を重視する「メランコ人間」から周囲に迎合しやすい「シゾフレ人間」になりつつあると見る。有権者なら知っておきたい、画期的「現代政治と日本人」論。

目次

序章 テレビタレントと化した政治家たち
第1章 誰が「コイズミ劇場」を望んだか
第2章 政治家の「鍵」と国民の「鍵穴」
第3章 「コイズミ劇場」主役たちの人格分析(小泉純一郎―「超自我」に縛られたガチガチのメランコ人間;田中真紀子―父の「役者」の部分だけを引き継いで「解離性同一性障害」の傾向が;鈴木宗男―自己愛が満たされずに来た「虎の威を借る狐」)
第4章 彩りを添える脇役たち(辻元清美―ジャンヌ・ダルクになれなかった討論番組型政治家;石原慎太郎―尊大さの裏側に隠された傷つきやすさ;加藤紘一―大衆心理に疎すぎた政界のプリンス)
第5章 永田町への処方箋

著者等紹介

和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。東大付属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)
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