小学館文庫
『地獄の黙示録』撮影全記録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 402p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094025668
  • NDC分類 778.4
  • Cコード C0174

出版社内容情報

狂気の映画『地獄の黙示録』は、狂気の現場で作られた。

 ベトナム戦争に材をとり、人間の内側に横たわる根源的な本質をえぐり出し、映画史上に深い刻印を残した問題作『地獄の黙示録』。1976年から始まったフィリピンでの長期ロケに同行した監督夫人のエレノアは、作品世界にとりこまれるようにして狂気をおびていく撮影現場の一部始終を、日誌として記録していた。 巨大に膨れ上がる制作費、ロケ地を直撃するタイフウやフィリピン内戦の勃発。マーロン・ブランドは肥満して現れ演技を放棄し、マーティン・シーンは、苛酷な撮影に遂には倒れ死の淵をさまよう。度重なるトラブルのはて、コッポラ自身も狂気を纏い始め…。

内容説明

ベトナム戦争に材をとり、人間の内側に横たわる根源的な本質をえぐり出し、映画史上に深い刻印を残した問題作『地獄の黙示録』。1976年から始まったフィリピンでの長期ロケに同行した監督夫人エレノアは、作品世界にとりこまれるようにして狂気をおびていく撮影現場の一部始終を、日誌として記録していた。巨大に膨れ上がる製作費、ロケ地を直撃する台風やフィリピン内戦の勃発。マーロン・ブランドは肥満して現れ演技を放棄し、マーティン・シーンは、苛酷な撮影に遂には倒れ死の淵をさまよう。度重なるトラブルのはて、コッポラ自身も狂気を纏い始め…。2002年正月映画第2弾!問題作の「真実」。

目次

プロローグ 一九七五年一一月から一九七六年二月までの電話から
第1部 一九七六年―熱い日々
第2部 一九七七年―待つ時間
第3部 一九七八年―再生のとき

著者等紹介

コッポラ,エレノア[コッポラ,エレノア][Coppola,Eleanor]
フランシス・フォード・コッポラ夫人。1976年、映画『地獄の黙示録』のフィリピン・ロケに同行。その撮影現場の様子を、迫真の映像で捉え記録した長編ドキュメンタリー『ハート・オブ・ダークネスコッポラの黙示録』(’96)で監督デビュー

岡山徹[オカヤマトオル]
東京生まれ。慶応大学英文科卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

12
1979年公開。数々の賞を受賞したフランシス・フォード・コッポラ監督の映画「地獄の黙示録」。ベトナム戦争に材を取った映画は、1976年からフィリピンで撮影が始まったが、トラブルの連続だった。製作費は膨れ上がり、フィリピンでは内戦が勃発。マーロン・ブランドやマーティン・シーンら出演陣にもトラブルが起き、さらにコッポラ夫妻の間にも 不穏な気配が漂い始め・・・2017/06/14

sentinel

0
拷問の様な自己葛藤、本文で台本作り、映画作りをそう言ったエレノアコッポラ。この言葉気に入った2016/12/15

Toshi

0
地獄の黙示録好きだったら絶対おすすめ。とても面白かった。2008/10/19

owawamure

0
たいへん面白かった。いかにとんでもない監督がとんでもない映画をとんでもないやりかたで創りあげたかがよくわかる。1日撮影が延びると8万ドル吹っ飛ぶのに、朝、マーロン・ブランドを船中で話し始めて丸1日話しちゃうとか、エンディングが決まらなくて編集に1年以上かけるとか、コッポラはあるいみぶっ飛んでる。2011/10/12

shakku

0
地獄の黙示録を倍楽しめる本だと思う。コッポラがこの映画を撮る為にどれだけの時間とお金を費やし、あの難解な結末にたどりつくのに悩み苦しんだか、知らなかった。この本を読んだうえでもう一度観たいと思った。2021/06/28

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