小学館文庫<br> 「言霊(コトダマ)の国」解体新書

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小学館文庫
「言霊(コトダマ)の国」解体新書

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094023022
  • NDC分類 304
  • Cコード C0121

出版社内容情報

我々の住む国はなぜ「世界の非常識国家」になったか。

言霊(コトダマ)の国に「言論の自由」はない。日本人を支配する「言霊」信仰のもとでは、論理的な予測と希望的な観測が混同され、また、言葉を言いかえれば実体も変わると信じられている。これでは戦時中と同じではないか。本当の意味での論理的思考ができず、日本を「世界の非常識国家」にしてしまったコトダマイストたちの言論統制の実態に迫り、身近な題材をテーマにしながらわかりやすく「解体」してゆく。

内容説明

言霊(コトダマ)の国に「言論の自由」はない。「自分の国は自分で守る」という「世界の常識」を口にすると、「平和の敵」とレッテルを貼られてしまう。「平和」を唱えていれば努力をしなくても「平和」が続くと信じられているこの国では、「有事に備えようとする者」は「戦争を望む者」とみなされるのだ。「日本は負けるかも知れない」と本当のことを言えなかった戦時中と、いったいどこが違うのか?日本を「世界の非常識国家」にしてしまったコトダマイストたちの言論統制の実態を、井沢元彦氏が分かりやすく「解体」してゆく。

目次

第1章 「言霊の国」序説―「言霊」とは何か
第2章 「言霊の国」解体原論(プロ野球の「ガイジン」;憲法第九条は「世界の非常識」 ほか)
第3章 日韓に横たわる「恨」をめぐって(『恨の法廷』をめぐる日韓論争;「反日嫌韓」の構造 ほか)
第4章 「言霊の国」の憲法と軍隊(幕末の「経済大国」の偉人;PKO「憲法違反」論 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

95
著者・井沢氏には大きく分けて2つの側面を持っている。1つは”Historian”(歴史研究家)と”Political commentator”(政治評論家)という観点である。彼の作品によって何方の”井沢”が強く表に出てくるか変わる。本作品は後者に位置づけられるであろう(ただ少々厄介なところは2つの側面が交錯するときがあること)。歴史研究家としての彼は、着想がユニークで正式な歴史家とは違った視点で論じるところが面白い。逆に政治評論家としての井沢元彦氏は―― 2016/08/21

金吾

32
井沢さんがよく言われている言霊信仰の話です。若い頃話を伺ったことがありますが、言霊の話は鮮烈に覚えていると共に、自分を振り返ると納得できました。戦前は軍部の圧力ではなく大衆の願望に反する報道ができないため新聞が事実を報道しなかったという話は頭にスッと入りました。また事実と願望、予測と希望的観測の混同も至極尤もと思いました。2023/01/27

ゆきこ

20
言霊信仰ゆえにリアリストになれない日本人コトダマイストの問題点(平和憲法改正絶対反対、正確な報道をしないマスコミ)などについて書かれた一冊。日本史の本かと思って読み始めたらちょっと違いました。これまで読んだ井沢さんの本と重複する部分が多かったですが、改めて勉強になりました。この本の初版発行は1998年。それから20年も経つのに、この本で問題としている事柄があまり改善されていないことが悲しいです。むしろマスコミの報道姿勢は悪化しているかもしれません。韓国人教授と井沢さんの対談が興味深かったです。2018/03/17

さきん

6
同意すること限りなし。私も言霊にとらわれている。日本は言葉や文字の影響力がよくも悪くも大きい。なんか言うと安心してしまう気になる心理はよくわかる。2015/07/11

つちのこ

5
小学館文庫版1998年刊。「日本をダメにした試験秀才」では官僚に対して痛烈な批判を述べている。これは20年経った今もなんらその体質が変わっていないことは周知のこと。更に著者は、現代日本においての試験能力社会を指摘し、試験で実力を測るというのは単なる迷信に過ぎないと警鐘を鳴らしている。人間にとって大切な創造力を生かすことができる社会は、現代においてもまだまだ道半ばだと言わざるを得ない。(1999年読了、再読2021年5月)1999/02/18

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