出版社内容情報
阪神大震災・オウム・イジメ──ニッポンの抱える問題が一気に噴出した1995年。その正体を鮮やかに解きあかす必読書。
大好評のハシモト流「誰にでもわかる新・資本論」第2弾『ぼくらの最終戦争』! 1995年の日本では、阪神大震災、オウム真理教、いじめなど、さまざまな事件が立て続けに起こり、社会の抱えていた問題が一気に表に噴出した。その陰に潜むのはバブル期を通過した、貧乏を知らない若者たちの意識の変化だ。自分の姿を見失った迷える若者たちに、今何をすべきかを懇切丁寧に説く啓蒙の書。これを読めば人生が変わる。
内容説明
本書は、1995年に集中した“阪神大震災”“オウム真理教”“いじめ”をめぐって、日本社会の隠された問題点を喝破。混乱の世紀末に迷える若者は何をすべきかを、懇切丁寧に指し示してくれる。
目次
第1章 阪神大震災篇
第2章 オウム真理教篇
第3章 きみ達にちょっと言っておきたいことがある
第4章 きみのハルマゲドン
第5章 王子さまからはじめよう
第6章 いじめは、時代の転換を示す指標である
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
leaf
4
本を読むのは、現実に生きる強さを得るため。本を読んだら、現実に帰っていかなければならない。現実感ってなんだろう、って思いながらふわふわしていちゃだめだ。地に足をつけないと。2010/10/08
静かな生活
3
オウム事件に関する分析としては大澤真幸や宮台真司あたりのやつと匹敵する強度がある2022/05/24
spokan
2
図書館本。買って持っておきたいです。2023/02/17
Tom
2
1991~5年頃の作品だが、とてもそんな古臭さは感じなかった。むしろ今こそ読まれるべきだと思う。阪神大震災についての記述はしばしば東日本大震災のことかと錯覚する。人は進歩しない。バブルは終わった。最近脱成長とか語られるようになってきて、やっと世間の意識もバブルから拔け始めたのでは。コロナのおかげかもな。企業のトップや政治家のジーさんたちの頭はまだまだバブリーですが。いじめの話は教科書に載せた方がいいレベルでいじめとはなんなのかという理解が得られた。お前は俺なんだ。首領パッチがつけものを殺したときの名言。2021/04/03
Takeshi Sano
1
「友達になるしかない」 ってのやばい。 泣けた。2015/07/04