出版社内容情報
景気をバリバリ牽引<デジタル家電>??その原点に迫る!
「お前は何をやっているのか」。フロッピー電子カメラで失敗しながらも研究開発を継続すること10年。カシオの末高弘之氏は液晶ディスプレイ付きデジカメ「エクシリム」を発売し空前の人気を得る。 「デジタルなんてやめたほうがいい」。創業者の井深大すら否定し続けたデジタルオーディオに取り組んだ、ソニーの中島平太郎氏。その壮絶な技術者魂は、後に巨大市場に育つ音楽CDの誕生につながった。 本書には「デジタル家電」一番走者たちの、開発秘話がぎっしりつまっている。
内容説明
「お前は何をやっているのか」。フロッピー電子カメラで失敗しながらも研究開発を継続すること一〇年。カシオの末高弘之氏は液晶ディスプレイ付きデジカメ「QV‐10」を発売し空前の人気を得る。「デジタルなんてやめたほうがいい」。創業者の井深大すら否定し続けたデジタルオーディオに取り組んだ、ソニーの中島平太郎氏による世界初のデジタル録音機は、一〇〇台売って二〇〇件のクレームが来た。だが、その壮絶な技術者魂は、後に巨大市場に育つ音楽CDの誕生につながった。本書には「デジタル家電」の一番走者たちが、山根一真につい語ってしまった開発秘話がぎっしりつまっている。
目次
宇宙の玄関=山口に「パラボラ林立」の理由(国際電信電話)
地球局「静止衛星」遠隔操作の腕前(日本サテライトシステムズ)
100人部隊の多忙「携帯電話基地局」工事(NTTドコモ)
マルコーニ「大西洋無線通信成功」は誤謬か(東海大学)
家庭に500個ある電子部品「フェライト」の製造(日立金属)
マルチメディアの窓「液晶画面」開発の独走技術(シャープ)
ブラウン管に必須「シャドウマスク」の極小穴作り(大日本印刷)
カラオケ普及の主役「レーザーディスク」の開発(パイオニア/パイオニアビデオ)
世界を圧倒の「チップコンデンサ」製造の底力(由利工業)
全世界の放送局が採用「ベータカム」TVカメラ(ソニー)〔ほか〕
著者等紹介
山根一真[ヤマネカズマ]
1947年東京生まれ。独協大学ドイツ語学科卒。1998年「メタルカラーの時代」の業績に対し「東京クリエーション大賞」で大賞。2005年愛知万博愛知県プロデューサー、宇宙航空研究開発機構嘱託、日本文芸家協会会員
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