出版社内容情報
フセイン政権崩壊で、北朝鮮の脅威が具体的に語られる今、日本の備えは万全なのか? 日本政府、国民も含めた、国防意識の低さに強い危機感を抱く著者が、「もし、日本が攻撃されたら」という前提に基づき、我が国の安全保障上の重大な欠陥を洗い出すとともに、 平和憲法 に躍らされ、「軍事的脅威が見えない人たち」があやつる政治とメディアの責任を告発した警世の書。★文庫オリジナル
内容説明
フセイン政権があっけなく崩壊し、世界の耳目は北朝鮮に向いているが、その脅威はイラクどころではない。日本政府、国民も含めた国防意識の低さに危機感を抱く著者が、「もし、日本が攻撃されたら」という前提に基づき、我が国の安全保障上の重大欠陥を鋭く指摘。今、何が必要か、どこを変えなければならないのかを具体的に提示する。さらに、“平和憲法”に踊らされ、「軍事的脅威が見えない人たち」があやつる政治とメディアの責任を徹底的に告発した警世の書。
目次
第1部 これでも日本は主権国家なのか―北朝鮮の脅威に対抗できない日本の防衛力(テポドン発射、そのとき日本は;打撃力なき日本国―自衛隊の防衛力を査定する)
第2部 日本の軍事報道のお粗末さ(軍事的知識なき報道で世論が形成される国;イージス艦を知らずに論じる愚かさを問う ほか)
第3部 安全保障意識が欠落した国家(日米同盟こそ日本の命綱;全検証有事法制はどう議論されたか)
第4部 日本という“国”の行方(抜本的に見直すべき北朝鮮政策;“反戦平和主義”は宗教だ)
著者等紹介
潮匡人[ウシオマサト]
昭和35年青森県生まれ。早大法学部卒、大学院法学研究科博士前期課程修了。航空自衛隊入隊。三等空佐で退官。平成12年より聖学院大学専任講師。論壇で活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- シューベルト 新潮文庫