出版社内容情報
音楽活動の伴走者が身近に見た等身大尾崎豊
26歳で急逝した尾崎豊。1992年にロック・ミュージシャン尾崎が逝ってからかなりの時がたつが、若者が抱く苦悩や痛みをストレートに表現した名曲の数々はいまなお熱烈な支持を集め、また多くのアーティスト達からもリスペクトされ続けている。音楽プロデューサー須藤晃は、『反逆する十代の旗手』として、カリスマ的存在となった尾崎の才能を見いだし、育てた人物。アーティスト尾崎豊に、もっとも影響を与えた須藤晃が、尾崎との出会い、レコーディング秘話、知られざる素顔など、貴重な10年の歳月を克明に綴る。
須藤 晃［スドウ アキラ］
著・文・その他
内容説明
二十六歳で急逝した尾崎豊。ロック・ミュージシャン尾崎が逝って五年たつが、その人気はいまだ衰えることを知らず、ＣＤはあいかわらず売れ続けている。音楽プロデューサー須藤晃は、『反逆する十代の旗手』として、カリスマ的存在となった尾崎の才能を見いだし、育てた人物。アーティスト尾崎豊に、もっとも影響を与えた須藤晃が、尾崎との出会い、レコーディング秘話、知られざる素顔など、貴重な十年の歳月を克明に綴る。
目次
第１章 尾崎豊 追憶
第２章 尾崎豊 対話
第３章 尾崎豊 告白
第４章 尾崎豊 同行
第５章 尾崎豊 鎮魂歌
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
terukravitz
7
★★☆☆☆2013/05/26
Hiroki Nishiyama
6
近所のとある光景を見て、永遠にこの光景が奪われることのないことを祈る。その光景とは、桜が満開で、子供たちが虫取り網を持って満面の笑みで駆け回り、それを遠くで幸せそうに見つめる苦労多き大人たちの光景だった。どんなに冷たい街に吹く風に苛まされても、最後には拠り所があれば、愛があれば人間は強く生きていける。アウシュヴィッツ強制収容所や戦場などといった地獄に落とされたとしても！！2012/04/13
やすべえ
5
僕はドンピシャの尾崎世代ですが浜省を聞いていた時に出てきた尾崎豊。しかもプロデューサーが同じ須藤さん。15の夜の歌詞で”盗んだバイクで走りだす♪”ってゆうのを聞いた時にバイク盗むってあかんやろと少し敬遠しでも曲はいいよなぁと思ったり。そこにシェリーですよ。ただ単に反抗じゃない。むしろ外より自分の内に問いかけ、探している。衝撃でした。浜田さんも尾崎も須藤さんがいてよかったと思います。2015/12/21
村祭り
4
だいぶ、不完全燃焼。ちょっと期待し過ぎたかも。二人三脚は分かるけど、はやり、できるだけ尾崎が中心になるように書いてほしかった。2011/04/17
鴨長石
2
「Forget-me-not」という曲を初めて聴いたのは高3の夏だった。それは尾崎版ではなく、当時発売されたトリビュートに収録された槇原敬之のカバーだった。ただ素晴らしいとしか言いようがなかったのだが、直後に尾崎のオリジナルを聴いたときは、正直歌唱に熱が入り過ぎていて微妙だと思った。しかし、なぜか何度も聴くうちに、その歌に込められた魂の凄まじさが僕の冷えきっていた心を揺さぶり続け、いつの間にか共鳴するようになっていた。今日、本書に収められたこの曲の収録時のエピソードを知って、心の底から震えが走った。2020/10/20
