九十八歳。戦いやまず日は暮れず

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九十八歳。戦いやまず日は暮れず

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093965521
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『九十歳。何がめでたい』の待望の続刊!

2016年に発売した『九十歳。何がめでたい』は2017年の年間ベストセラー総合ランキング第1位になり、現在までに130万部を超えるベストセラーになりました。
本作は、あれから5年、時は平成から令和にうつり、今秋98歳になる佐藤愛子さんが断筆宣言をした「さようなら、みなさん」を収録する「最後のエッセイ集」となります。

タイトルは、1969年に発売され直木賞受賞作となった佐藤さんの小説『戦いすんで日が暮れて』の本歌取り。夫が作った莫大な借金をひとり背負い込んで奮闘する妻(=佐藤さん)の姿を活写し、愛子センセイが世に出るきっかけになった代表作のひとつです。
それから52年、自身の最後となる本エッセイ集のタイトルに『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』と付けたのは、借金は返済したけれど、人生の戦いはやまず、今も日も暮れていない――。愛子センセイが97年を生きて来た人生の実感です。愛子センセイがヘトヘトになりながら綴った、抱腹絶倒のエッセイ全21編をぜひご堪能ください。


【編集担当からのおすすめ情報】
『九十歳。何がめでたい』を読んでくださったたくさんの読者の皆さんに、こうして続編をお届けできることが何よりうれしいです。『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』に収録された21編のエッセイは、佐藤愛子さんが女性セブンに「毎日が天中殺」という連載名で綴ったもので、連載中から大きな反響があったものばかり。「毎日が天中殺」と思えるほどの出来事が、愛子節たっぷりに、ユーモラスに綴られています。

最後に掲載されている「さようなら、みなさん」は70年を超える作家人生に幕を下ろすことを宣言した一編です。いつまでも佐藤さんの文章に触れていたい身としては寂しい限りですが、その断筆宣言にも、痛快で爽快で、破れかぶれの愛子節は健在!ゲラゲラ笑えて元気がわく天下無双のエッセイ集。ぜひお手元に置いてたっぷりとご堪能ください。

同日発売で、文庫本『増補版 九十歳。何がめでたい』も発売します。こちらには、単行本に、佐藤さんのインタビューや旭日小綬章綬章時の記者会見の一問一答、冨士眞奈美さんとの対談、瀬戸内寂聴さんの解説などを追加。単行本をご購入頂いた方々にも楽しんで頂ける永久保存版となっています。 ぜひあわせてご覧ください。

内容説明

『戦いすんで日が暮れて』から52年。いまだ戦いやまず日は暮れず、ヘトヘトの果でしぼり出した最後のエッセイ集。

目次

こうしてソレは始まった
ヘトヘトの果
どこまでつづくヘトヘトぞ
桃食ったむくい
なんでこうなる?
時は流れぬ
お尻の役目
算数バカの冒険
無精の咎
今になってしみじみと
前向き横向き正面向き
嘘は才能か?
ブルンブルン体操
小さなマスク
みいれなのか ねのね
思い出考
マグロの気持
千代女外伝
「ハハーン」のいろいろ
釈然としない話
さようなら、みなさん

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

186
「書くのをやめたらこの人は死にます」愛子先生の娘さんがタロット占いの名手に言われたそうだ。私もそう思う(不吉でもない)だから書いて!とはもう言えない。佐藤愛子98歳、筆を措(お)く。その言葉は寂しいが、これまで随分と楽しませていただいた。𠮟ってもいただいた。今はただ「ありがとうございました。」と言いたい。本作は既読の話もあったけれど何度でも楽しい。私のツボだったのは『別に老人が前向きに生きなければならないってことはないんじゃないの?』だった。 2021/09/11

ケイ

112
佐藤愛子さん、90代後半のエッセイ。彼女と同い年の祖母もそうだが、何かあると戦争の頃の話になる。それは若い頃の記憶鮮やかな時のことだからだと思う。そんな中、あぁほんとに今のことを書かれているなと思ったのが、あべのマスクについてのこと。国会で1人で小さなマスクをつけ続ける孤独について。安倍首相(当時)に物申せという依頼が来たことに憤り(文句なら自分で言えよということかな)、安倍さんの側にたってみたのか、彼女にはただそう見えたのか。そして、安倍さんより佐藤さんは長生きなのだなとしみじみと思う。2023/03/03

Ikutan

90
愛子先生、もうすぐ98歳なんですね。『九十歳、何がめでたい』がベストセラーになり、多忙な毎日を送っていたところ、ヘトヘトになってしまったとのこと。そりゃ、当たり前だよと思います。そんな訳で、今回はいつもの勢いはなくてちょっとマイルドな感じでしたが、それでも鋭い指摘に、クスリと笑ったり、頷いたり。北海道の別荘の話や様々な思い出話も楽しかった。今回「書くのをやめたら死にます」と言われ本当かどうか確める為に、断筆されるとのこと。今まで元気を頂ける沢山の言葉をありがとうございました。まだまだ長生きして欲しいです。2021/10/01

アイシャ

68
とにかくお元気。佐藤さんが初めて老後をテーマにして本をお書きになったのが67歳の時だそうだ。それから30年。ご本人はクタクタだとおっしゃるが、書かれている内容はとってもお元気。若いころの苦い経験がすべて力になって、この元気を支えているんだろうな。私なんてまだまだひよっこだと、変に元気を分けてもらった感じがする。何もせずに過ごす一日というのも、今の私には羨ましい気がする。来年は100歳になられる年。どうぞお元気で我々に、その元気を分けてください。2022/06/03

Makoto Yamamoto

48
『九十歳何がめでたい』以来の佐藤愛子。 今回は直木賞受賞作の「戦いすんで日が暮れて」を捩った書名。今回も楽しく読ませてもらった。 前回もあった加齢による身体不調を語りながらも、「お尻の役目」、「マグロの気持ち」、「前向き横向き正面向き」等々98歳になっても素晴らしい感性をお持ちだと思う。 最後の断筆宣言は冗談として理解したい。2022/01/11

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