唱歌誕生―ふるさとを創った男

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唱歌誕生―ふるさとを創った男

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 13X19cm
  • 商品コード 9784093942393
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

文部省唱歌「故郷(ふるさと)」誕生の秘められたドラマ

長野県内の小学校教師だった国文学者・高野辰之は、向学心に燃えて故郷を飛び出したものの、志を果たせず文部省の下級官吏になっていた。作曲家・岡野貞一は鳥取県の没落士族の家に生まれ、飢餓線上をさまよったがやがてキリスト教会に引き取られて賛美歌と出会い、その後東京音楽学校に入学、さらに母校で教鞭をとっていた。「文部省唱歌」として広く知られている「故郷」の他「春がきた」「春の小川」「朧月夜」はこのコンビによる作品である。この二人に加え、ミス上海、シルクロード探検隊といった二人をとりまく絢爛たる群像を追いながら、私利私欲だけでは前に進めないときがあった明治という時代の「夢」を浮き彫りにしていく。

関川 夏央[セキカワ ナツオ]
編集

鹿島 茂[カシマ シゲル]
編集

船曳建夫[フナビキタテオ]
編集

大岡 玲[オオオカアキラ]
編集

猪瀬 直樹[イノセ ナオキ]
著・文・その他

内容説明

「こころざし」を、ふたたび。私利私欲だけでは前に進めない時があるから―。ミス上海、シルクロード探検隊、そして唱歌…。明治の夢に憑かれた絢爛たる群像のなかに「故郷」誕生の謎が隠されていた。

目次

第1章 いつの日にか帰らん
第2章 思ひいづる故郷
第3章 夢は今もめぐりて
解題

著者等紹介

猪瀬直樹[イノセナオキ]
1946年長野生まれ。『ミカドの肖像』で87年第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。『日本国の研究』で96年度文芸春秋読者賞受賞。既成の常識に捉われないユニークな視点でつぎつぎと作品を発表、『ペルソナ三島由紀夫伝』『マガジン青春譜川端康成と大宅壮一』『ピカレスク太宰治伝』の作家評伝三部作が話題に。2002年6月、道路関係四公団民営化推進委員に任命された。政府税制調査会委員、日本ペンクラブ理事・言語表現委員長、日本文芸家協会理事、国際日本文化研究センター客員教授、東京大学客員教授など幅広い領域で活躍している
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感想・レビュー

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tamami

41
前回取り上げた『やまと言葉で…』の著者竹内さんと猪瀬さんは同じ高校の同窓・同学年という。本を読むことの楽しみの一つに、そんな奇縁とも言う事柄がひょこっと顔を覗かせては、その意外な広がりに気づかされることがある。本書は、猪瀬さんが自分の故郷でもある北信濃を唱った島崎藤村の「千曲川旅情の歌」にある「濁り酒」の背景を探るところからスタートする。物語は、藤村、高野辰之、井上武子等の信州に繋がりのある人々から、大谷光瑞、岡野貞一といった明治から昭和に掛けて我が国の文化・芸術活動を支えた人々の足跡にまで、説き及ぶ。→2021/07/28

へくとぱすかる

27
「ふるさと」をはじめ、今も歌い継がれている唱歌のかなり多くを作詞した高野辰之、作曲の岡野貞一の生涯を中心に、大谷光瑞、島崎藤村の若かった時代が複雑にからんでいく。高野の姪にあたる人のロングインタビューが軸で、音楽関係の記述は少なめだが、清濁とりまぜての伝記が興味深い。この本が出たころは、まだ明治の人物を直接知る人が健在だった時代だったのか、と意外な思いがした。2017/01/17

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