出版社内容情報
いま世界で最も刺激的な活動を展開する11人の論客、フクヤマ、ジジェク、サイード、リピエッツ、ボードリヤール、バラード、ヴィリリオ、ギュンター、ロトランジェ、リオタール、柄谷行人と語り合う対論集。
1989年の夏、フランシス・フクヤマの『歴史の終焉』が全世界にセンセーションを巻き起こしたが、民族や宗教をめぐる対立が世界中で再燃し、当初の楽観的見通しは完全に覆された。世紀末世界はどこへ行くのか。ニューアカデミズムの旗手・浅田彰氏が「歴史の終わり」の著者フクヤマ氏を皮切りに、いま世界で最も刺激に満ちた議論を提起している論客・理論家11人と展開した対論集。
内容説明
冷戦後の世界はどこへ行くのか。フクヤマ、ジジェク、サイード、リピエッツ、ボードリヤール、バラード、ヴィリリオ、ギュンター、ロトランジェ、リオタール、そして柄谷行人。日本の若き知性が、いま世界で最も刺激的な議論を展開する11人の多彩な論客と語り合った初の対論集。
目次
第1章 歴史の終わり?(フランシス・フクヤマ)
第2章 「世界新秩序」の内部と外部(スラヴォイ・ジジェク)
第3章 歴史の袋小路をぬけて(エドワード・サイード)
第4章 ベルリン‐バグダッド‐リオ(アラン・リピエッツ)
第5章 シミュレーションの彼方に(ジャン・ボードリヤール)
第6章 メディア・ランドスケープの地質学(J・G・バラード)
第7章 「事故の博物館」のために(ポール・ヴィリリオ)
第8章 芸術とは、別の手段による戦争の継続である(インゴ・ギュンター)
第9章 アメリカは退屈で死に、日本は虚無をぬくぬくと生きる(シルヴェール・ロトランジェ)
第10章 アドルフ・ヒトラーからマイケル・ジャクソンへ(ジャン‐フランソワ・リオタール)
第11章 「ホンネ」の共同体を超えて(柄谷行人)
感想・レビュー
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白義
hikarunoir
🌲🌲
まれむりん