青いバラ

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  • サイズ B6判/ページ数 511p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093892315
  • NDC分類 627.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

数百年もの間、人はこの世にいない青いバラを求め、試行と挫折を繰り返してきた。その“幻の花”が、最先端バイオ技術によってついに現実のものになろうとしている…。“科学と人間”の関係性を問う書き下ろしノンフィクション。

 現在、最先端バイオの分野で、遺伝子組換えによる「青いバラ」の研究開発が進んでいる。青い色のバラは、ギリシア・ローマ神話の時代から「この世にないもの」とされ、多くの育種家たちがその作出を夢見ては挫折を繰り返し、辞書にまで「不可能」と定義された“幻のバラ”だった。数百年もの間、人々はこのバラにどんな想いを抱き、何を求めてきたのか?バイオ・テクノロジーによって現実のものになろうとしている青いバラは、人類の夢の実現ではなく、夢の喪失ではないのか? そもそも、それは本当に美しいのだろうか…。著者は、厖大な資料分析と多数の育種家・研究者への取材を通じて、“科学と人間”の関係性に迫っていく??。 本書は、小学館ノンフィクション大賞『絶対音感』著者の受賞後第1作となる書き下ろしノンフィクションです。

内容説明

幻のバラ、不可能の花と言われてきた青いバラが、遺伝子組換えによって実現間近だという…。大ベストセラー『絶対音感』の著者が満を持して世に問う待望の書き下ろし。

著者等紹介

最相葉月[サイショウハズキ]
1963年生まれ。神戸市出身。関西学院大学法学部法律学科卒業。会社勤務を経て、ライターとして各雑誌・新聞等で活動中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。