出版社内容情報
安倍晋三 沈黙の仮面
稀代の“独裁者”として毀誉褒貶の激しい安倍首相。自ら公言するように、祖父・岸信介を深く尊敬し、保守思想に深く傾倒する。その特異な思想や政治手法には彼の生い立ちが深く関わっている。父母と離れて生育し、祖父と教育係の女性に依存し、勉学を嫌って奔放に育った。父との確執を抱えて政界入りし、総理大臣に上り詰めるまでの軌跡を圧倒的な取材と、本人、家族、友人らの証言で余すところなく描く。
第1章 父母の愛に飢え、中学生まで教育係のふとんで寝た少年
第2章 高級車と麻雀に熱中した学生時代
第3章 挫折した米国留学と就職、そして政界入り
第4章 置いてけぼりだった“政策新人類”の葛藤
第5章 実は遅かったタカ派への転身
第6章 「拉致の安倍」の嘘と隠された体の変調
目次
序章 岸信介「力は入れないとダメ。でも力任せもダメ」
第1章 愛に飢え、「添い寝」を求めた少年時代
第2章 遊びと挫折の学生時代はなぜ経歴から消えたのか
第3章 父への反発と「別れ」
第4章 針路なき船出
第5章 速すぎた出世のエスカレーター
第6章 そして問われる「要領」と「情」
著者等紹介
野上忠興[ノガミタダオキ]
1940年、東京生まれ。64年、早稲田大学政治経済学部卒。共同通信社社会部、横浜支局を経て72年、本社政治部勤務。佐藤栄作、田中角栄両首相番を振り出しに、自民党福田派‐安倍派を中心に人材。野党、外務省、自民党(2回)各担当キャップ、政治部次長、整理部長、静岡支局長などを歴任後、2000年にフリー。政治ジャーナリストとして月刊誌、週刊誌で政治レポートを執筆するかたわら、講義・講演活動も(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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